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25億円を生前贈与された、お嬢様レスラーの悩み…義姉と相続トラブルの危機

日刊SPA!

25億円を生前贈与された、お嬢様レスラーの悩み…義姉と相続トラブルの危機

 夫婦の3組に1組が離婚する時代、再婚や事実婚のカップルも珍しくなくなった結果、家族のかたちは大きく変容し、身近になった相続問題で悩む人は増えている。今回は25億円を生前贈与された覆面女子プロレスラー、お笑い芸人として活躍するHARUKAZEさんにインタビュー。弁護士に「損しない相続」のポイントを聞いた。

◆25億円を生前贈与されたお嬢様レスラーの悩み

「働かなくていいよ。ウチのビルを守ってくれれば」

 HARUKAZEさん(33歳)は、大学卒業が近づき就職の相談をした父親からそう告げられた。貸しビル業を営む父は、資産価値20億円の商業ビルを娘に生前贈与していたのだ。

「資金を借り入れて購入したビルを、私の名義にしてくれていました。当時は、大きな借金があると贈与税がかからなかったようです。ただ、借金の完済前に私が死んじゃうと、莫大なお金がかかるらしい。だから、父は『賭けだった』と言っています。プロレスラーは危険な仕事ですから」

 ほかにも不動産を所有し、総額は25億円にのぼるという。

◆父親が亡くなったら…

 今のところ、父親の節税対策は成功しているようだ。だが、現在、彼女は独身で子供もおらず、父親の事業の後継者がいない。一方、父はバツイチで、前妻とのあいだに2人の娘がいる。

「私がなかなか結婚しないものだから、最近、父は『跡取りがいない』とよく話します。そんなある日、前妻の長女が養護施設から20歳のコを養子にとって、父に『このコなら後を継げる』と迫ったんです。でも、すでに父は彼女にもマンションをあげているんですよ。もっと財産をもらうためにそこまでするなんて……驚きました」

 父親が亡くなったら“争続”に発展しそうだが、そのときHARUKAZEさんが損をしない術はあるのだろうか。

◆木野綾子弁護士が教える解決法

「前妻の長女にも相続権があり、財産をまったく渡さないわけにはいきません。ただ、後継者争いを避ける方法はある。相続発生前に、父親の会社の経営は人に任せ、義姉と株式を分け合う。法人成りしての収益分配はトラブル回避の方策です」(木野綾子弁護士)

【法律事務所キノール東京代表弁護士 木野綾子氏】
裁判所勤務を経て弁護士。上級相続診断士。家族信託専門士。共著に『新しい常識 家族間契約の知識と実践』(日本法令)など

【女子プロレスラー・芸人 HARUKAZEさん】
10年以上のキャリアを持つプロレスラー。3年前から「ネバーギブアップ」というお笑いコンビを組んで、芸人としても活動中

取材・文/週刊SPA!編集部
※週刊SPA!8月2日発売号の特集「プロが教える[損しない相続]最終案内」より

―[プロが教える[損しない相続]最終案内]―

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