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「鎌倉殿の13人」トウ役・山本千尋、三谷幸喜と再タッグに歓喜 得意の殺陣は時代を意識

シネマトゥデイ

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31回より山本千尋演じるトウ – (C)NHK

 新世代のアクション女優として注目を浴び、現在『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開中の山本千尋が、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の31日放送・第29話から登場。初めての大河出演、2作目となる三谷幸喜作品について語った。

 本作は、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗旬)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。山本が演じるのは、伊東祐親(浅野和之)の元下人で、主に汚れ仕事を引き受ける善児(梶原善)に育てられた孤児トウ。

 6月に山本の出演が発表された際には、「鎌倉殿の13人」の撮影に入っていたそうで「出演が発表されるタイミングで、その撮影現場に居るのは初めてだったので、現場にいらっしゃった皆さんがリアルタイムで喜んでくださいました」と振り返る。山本演じるトウは、劇中で数々の登場人物を闇に葬ってきたことからネット上では“アサシン(暗殺者)善児”とも呼ばれ人気を博す役と縁の深い人物とあって、SNSなどでの反響も大きかった。

 かねてから大河ドラマへのあこがれは強く、さらに脚本が三谷であることから、とりわけ出演したいとの思いが強かったという山本。しかし、放送が迫っても声がかかることはなく諦めかけていたところ、昨年末に事務所を通して出演決定の連絡があった。

 「お礼の連絡をさせていただくと、万が一わたしのスケジュールがダメだった場合はトウという役はなかったかもしれないそうだったのですが、わたしとしては、『ずっと待っていました!』という感じで(笑)。トウという役は、ほぼ三谷さんのオリジナルキャラクターで、わたしを想像して書いてくださったというだけで、すごく嬉しかったです」

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 トウは善児の技を継ぐような人物でもあるが、その素性は謎に包まれており、山本は「鎌倉時代に男性の中で女性が戦うというのは、相当大変なことだったはず」と思いを巡らせる。「体を張って戦うのにはきっと理由があると思いますし、強くならないといけない理由もあったのではないかと。きっとそうするしかなかったから、善児と共に暮らして刀を持ち、人の顔色を見ながら生きてきたのかなと。彼女の本質とは何だろう、何を求めているんだろうと考えながら演じさせていただいています」

 中国武術の大会での優勝経験があり、得意なアクションを活かした活躍が目立つ山本だが、本作でも殺陣のシーンを見られるとのこと。「小刀を持っていますが、鎌倉時代には洗練された武器や技術もまだあまりないと思いますし、トウもどうやったら男性に勝てるのかを考えながら生きてきたと思うので、力では勝てない分、素早さや一瞬の隙を狙うなど、彼女なりの考えや工夫がある殺陣をつけていただいています」と、山本がこれまで見せてきた華麗なアクションとは違った殺陣が見られるようだ。

仕事人・善児(梶原善)と

 山本が三谷作品に出演するのは、2020年に配信された三谷演出・脚本のシチュエーションコメディ「誰かが、見ている」(Amazon Prime Video)に続いて2度目。香取慎吾、佐藤二朗らと共にレギュラー出演。スタジオに舞台のようなセットを組み、観客の前でほぼノンストップ撮影を行うもので、山本にとってコメディーは初挑戦。三谷自身の演出も受けたことは、その後大きな影響をもたらした。

 「三谷さんの作品はもちろんコメディーも初めてだったので、皆さんとのリハーサルより一日先に、マンツーマンでリハーサルしようと三谷さんが声をかけてくださったんです。三谷さんがこれだと思うシーンに仕上がるまで辛抱強く待ってくださって。台本の読み方についても、まず感情を乗せずに読んでから、喜怒哀楽を乗せて読んでみるというやり方を教えていただいて。それを一年続けると必ず演技が変わってくると丁寧にご指導いただきました」

 「鎌倉殿の13人」の現場でも、小栗旬、山本耕史、梶原善ら頼れる先輩からアドバイスを得て助けられているという山本。キャスト、スタッフ共に「愛がある」現場だと感じており、「三谷さんがわたしに声をかけてくださったのは、そんな現場を経験させるため、とも感じていますので、存分に吸収、勉強させていただきます」と目を輝かせていた。(取材・文:天本伸一郎)

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