top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

ゴミ箱から赤ちゃんを拾った男子学生、赤ちゃんを育て続け、正式な父親になるため養子縁組を決意

カラパイア


 2017年の大学の休み中に故郷のハイチに帰省した男子学生は、ゴミ箱に捨てられていた赤ちゃんを発見し、保護した。

 親に見捨てられた赤ちゃんを助けるために、男性は実家に住む母親と一緒に育てていくことを決め、大学のあるアメリカとハイチの往復を続けながら、子供の成長を見守ってきた。

 現在、男性は子供を我が子として正式に養子縁組する手続きを行っている最中だという。

ゴミ箱に捨てられた赤ちゃんを発見

 2017年の12月、アメリカ・テキサス州の大学生ジミー・アミシアルさん(当時22歳)は故郷ハイチのゴナイブにある実家に休暇で帰り、人生が変わるきっかけとなる出来事に遭遇した。

 10代の頃からボランティアをしていた孤児院に向かう途中、ジミーさんはゴミ箱の周りに大勢の人が集まっているのを見た。

 中には、裸の赤ちゃんが捨てられていた。生後4か月ほどと見られる男児は、体中をアリに覆われ泣いていた。

 人々は、赤ちゃんをどうするかと議論していたが、誰一人助け出そうとしなかった。

 そこでジミーさんは赤ちゃんをゴミ箱から救いあげ、母親のエリシー・ジーンさん(66歳)のいる自宅へ赤ちゃんを連れて帰った。

 エリシーさんは赤ちゃんに驚いたが、エリシーさんもまた孤児院で子供たちのためにボランティアをしており、捨てられた男児をなんとかして助けたいという気持ちがあった。

 2人は、男児を身ぎれいにしてやり、服を着せてミルクを与えた。その後、アリに刺されて痛がっていた男児を病院へ連れて行き、治療を受けさせた。

 そして、この1件を警察に通報したが、警察は男児の親を見つけ出すことができなかった。

pixabay

正式に養子縁組の手続きをして父親になることを決意

 当時まだ22歳の大学生だったジミーさんは、警察から男児の法定後見人になるかどうか尋ねられ、迷うことなく承諾した。

 エミリオ・エンジェル・エミリヤと名付けられた男児は、その後ジミーさんの母エリシーさんのもとに預けられ、ジミーさんはテキサス州の大学へ戻った。

 その後ハイチとアメリカを往復しながら、エミリオの子育てをエリシーさんと一緒に続けた。  現在、27歳になったジミーさんは、まだ学生を続けている。エミリオの育児のためのハイチとの往復で、勉強がかなり遅れてしまったからだ。

 しかし、そのことを後悔はしていない。エミリオはもうすぐ5歳になり、元気に成長を続けている。

 これまで、エミリオの成長を見てきたジミーさんは、エミリオが健康に育ってくれていることを誇りに感じており、2020年から正式に養子縁組をする手続きを進めている。
9月からようやく大学3回生になります。これまでの4年半は大変でしたが、やりがいがあり、このような機会を与えてもらえたことに感謝しています。

私は、父親のいない家庭で育ったので、エミリオがこの先親のいない子として、一生不安定または不確実な人生を送るのかと思うと気の毒に思えたし、心の中で自分がエミリオにしてやれることを考えた時、エミリオの父親になる準備をしようと決心しました。
 裁判所では、母親と一緒にエミリオを育てていくことに同意したが、養子縁組の手続きが完了するには、3万ドル(約400万円)の費用がかかるという。

 大学の学費の支払いが滞っていることもあり、ジミーさんは経済的に決して楽な状況にはいない。しかし、エミリオを愛し特別に思う気持ちは強く、将来エミリオを我が子として育てていきたいと決心している。
あの時休暇中に、自分の人生がこんなに大きく変わるとは予想もしていませんでした。

でも、私はゴミ箱から宝物を拾ったのです。エミリオは私にとって特別な子供です。孤児院の子供たちもエミリオが好きです。早くエミリオの正式な父親になれる日がくるといいなと思っています。
written by Scarlet / edited by parumo

TOPICS

ランキング(動画)

ジャンル