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元埼玉県民も認めざるを得ない「千葉の功績」 55周年迎える「アラビヤン焼そば」の魅力に迫る

Jタウンネット

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パッケージには「アラビヤン」をイメージした?ターバンを巻いた謎の御人が。発売から55年も経っているので、アキネイターのキャラクターの大先輩だと思われます。

「アラビヤン焼そば」の商品名の由来は諸説あるようですが、発売当初からのキャッチコピー「不思議な位おいしく出来ます」から、不思議・魔法・アラジンと連想されていった説もあるそう。

そんなアラビヤン焼そばについて、今回は定番の袋麺に加え、期間限定でたびたび発売されるカップ麺版についてもレビューしていきます。

フライパンで茹でて炒めるタイプ

「アラビヤン焼そば」は「日清焼そば」などと同じく、乾麺をフライパンで湯戻ししながら炒めて調理します。

このタイプの商品は昔からあって、大手メーカーの有名なものから中堅メーカーのご当地商品化しているものまで、数多くの商品が存在。主に北海道で食べられている「ホンコンやきそば」や「やきっぺ」もこのタイプの商品です。

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「ホンコンやきそば」と「やきっぺ」の記事はこちら。

袋麺の「アラビヤン焼そば」には、麺のブロックと粉末ソース、そして青のりの小袋が入っています。

同じサンヨー食品の商品で「サッポロ一番ソースやきそば」という袋焼そばがありますが、そちらには液体ソースが使われているという違いが。ちなみに液体ソースは混ざりやすい利点がある一方で、水っぽくなる欠点があります。

手間はかかるが、安価で保存も容易

早速調理していきましょう。

フライパンに水200ミリを入れて沸騰させ、麺を入れてほぐしながら茹でていきます。今回は、自分で用意した具(冷凍カット野菜)も入れています。

フライパンの形状にもよると思いますが、火を強くすると麺がほぐれる前に水分が蒸発してしまうので、弱~中火程度でじっくり水分を飛ばすのが良さそう。

麺がほぐれて水分が飛んだら、粉末ソースを入れてさらに炒め、あとは皿に移して青のりをかけて完成。

カップ麺に比べると多少手間がかかり、チルド焼そばと比べても麺を茹でる工程が余計にかかってしまいますが、その分圧倒的に安価で、保存も容易なのが強みです。

55周年の歴史に納得の味!

パッケージには「香ばしくスパイシー」と書かれていますが、ほどほどにスパイシーで、ほどほどに酸味が効いたソース。

今年で55周年の商品なので、現代風のエッジの立った味ではなく、だからといってまったく刺激がないわけでもない、老若男女全てに好まれそうな味。

絶妙なスパイスと酸味のバランスが後を引きます。

袋麺焼そばの大定番である「日清焼そば」はソースが濃くてキレがあるスパイシーさですが、「アラビヤン焼そば」にはそこまでのパンチはありません。

一方で、それほど強くはないけれど「日清焼そば」にはない酸味があり、超一部地域でではありますが、長らく生き延びてきたのも頷ける魅力があります。

単に懐かしい味だけではないところが、長く愛されてきた理由かもしれません。

また、麺は細めの縮れ麺で、多少ボソボソした食感。

袋麺の焼そばらしい、良い意味で昔ながらのチープ感がありました。縮れによって多少ほぐれにくいのもチープ感を増幅させています。

ストレート形状で多少本格食感の「日清焼そば」とは好対照な麺ではないでしょうか。

「青のり」はなく、代わりに「調味油」が

続いては、袋麺「アラビヤン焼そば」の味をカップ麺で再現した「カップ アラビヤン焼そば」。

カップ麺はレギュラー商品ではありませんが、これまでにも何度か登場していました。

カップには麺とキャベツが入っています。

別添袋は2つですが、袋麺に入っていた青のりはなく、代わりに「調味油」が。ソースの袋は袋麺とまったく同じに見えました。

袋麺とは似て非なる味!

ソースは程よいスパイス感と酸味があり、袋麺のソースとほぼ同じ味だと思われます。ただ、フライパンで炒めたソースの香ばしさはなく、ソースの臨場感は袋麺に軍配が上がります。

代わりに別添の「調味油」によって調理感を付与していました。

炒めていない分、カップ麺の方がソースのスパイス感や酸味がダイレクトに伝わり、多少濃い味に感じられます。

袋麺では麺が縮れていて、ほぐしにくく多少ボソボソした食感だったのに対し、カップ麺はストレートでやや細めでほぐれやすく、調味油によってなめらかな食感。「アラビヤン焼そば」に限りませんが、袋麺でも少し油を入れて炒めると仕上がりが良くなります。

同じようなソースを使っていながらも、調理法や麺の違いによって、袋麺とカップ麺は似て非なるものでした。

具は少量のキャベツのみで、「かけ焼そば」の雰囲気すら漂います。

袋麺に入っていた「青のり」が入っていないので、自分で用意すると再現性が高まりそうです。

ちなみに、以前出ていたカップ麺では「青のり」の袋が入っていたので、「青のり」の不在はインフレが加速する日本経済の現状を反映しているのかもしれません。

千葉&茨城が守り続けた伝統の味

今年で55周年の「アラビヤン焼そば」ですが、千葉や茨城の人が愛し続け、食べ続けてくれなかったら、現在はおそらく食べることができなかった伝統の味です。

特に袋麺は中毒性のある味わいで、これが今もなお食べられることは、千葉と茨城の人に感謝しなければなりませんね。

筆者は元埼玉県民で、ライバルである千葉のことは何一つ認めたくない気持ちがありますが、「アラビヤン焼そば」を始め、マッ缶、勝浦タンタンメン、ディズニーランドのチュロス、などなど、食に関しては認めざるをえないものが多くて困っています。

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