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ドリキャスは本物の黒歴史?『異世界おじさん』発の“セガブーム”でも忘却の彼方

まいじつ

ドリキャスは本物の黒歴史?『異世界おじさん』発の“セガブーム”でも忘却の彼方 (C)PIXTA

現在絶賛放送中のTVアニメ『異世界おじさん』(TOKYO MXほか)では、懐かしのセガネタが多数登場。にわかにセガブームが巻き起こっているのだが、そこで伝説のゲームハード『ドリームキャスト』は完全に忘れられており、「ガチの黒歴史だから?」などと邪推されている。

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ドリキャスネタがないことに違和感

「異世界おじさん」は17年間『グランバハマル』と呼ばれる異世界を冒険していたおじさんが目覚め、現実世界で甥のたかふみとYouTuberとして活動し始めたりするコメディ作品。主人公のおじさんは、熱狂的なセガ信者だ。

作中では、おじさんが目覚めて早々セガがゲームハード事業から撤退したことを知って絶望したり、『セガサターン』末期は美少女ゲームの移植作ばかり人気になったことが語られたりと、マニアックなネタが数多く描かれている。

しかしこれらの小ネタはどれも「セガサターン」の話であり、実質的な後継機である「ドリームキャスト」についての話題は皆無。ちなみにおじさんが昏睡状態になったのは2000年あたりとされているが、「ドリームキャスト」が発売されたのは1998年のことだ。

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なぜセガの代表的なハードの1つなのに、「異世界おじさん」では存在がほとんど消えているのか。SNSなどでも、《異世界おじさんにドリキャスは出ないのか? 2000年なら現役ハードだが》《ドリキャスは発売してたはずなのに、なぜサターンの話ばっかなんだろ》《ドリームキャストの記憶消してない?ってくらいドリキャスの話出てこないのね》といった疑問の声が上がっている。

ゲーム史に残るほどの不遇ハード

「ドリームキャスト」ネタが一切語られない理由について、一部では《世界で660万台しか売れなかった最後のSEGAハードだから、ネタにできないか》といった指摘も。それほど「ドリームキャスト」は、ゲームハード業界の“黒歴史”として認識されている。

当時『PlayStation』で覇権を握っていたソニーを出し抜く狙いもあったのであろう「ドリームキャスト」は、最初の第6世代ゲーム機として世に送り出された。目玉とされたのは、ネットワーク機能の標準搭載。当時はまだ一般的ではなかった“オンラインゲーム”の隆盛を予見した、まさに未来のゲームハードだった。

発売当初は多くの注目を集めたのだが、半導体チップの開発が遅れて品薄状態に。スタートダッシュとなるはずだった年末商戦で商機を逃し、1999年には後世で“世界一売れたハード”となる『PlayStation 2』が発売されてしまった。現在は『PlayStation 5』が半導体不足でスタートダッシュを切れなかったことを考えると、少し面白い話だ。

結局セガは「ドリームキャスト」を最後にゲームハード事業から撤退。そのため未来のゲーム機は、“セガのゲームハード事業撤退を決定づけた負けハード”として、語り継がれるようになってしまった。

ネットワーク機能だけでなく、『シェンムー』や『シーマン』といった画期的な名作が多数存在したにもかかわらず、なぜかまったく語られないのが現状。「異世界おじさん」のヒットで、光を浴びる機会があればいいのだが…。

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