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「お姉ちゃん恵まれすぎ、遺産は全部私がもらう」…妹の驚愕理論に母と姉、呆然【相続のプロが解説】

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結婚・出産後もキャリアを継続し、いまは企業の管理職として働く姉。離婚後に体を壊し、フルタイム勤務も難しくなった妹。心身の調子を崩し、姉への嫉妬をあらわにする妹に、姉と母親は手を焼いています。高齢となった母親の相続を心配した姉は、対応に苦慮しますが…。相続実務士である曽根惠子氏(株式会社夢相続代表取締役)が、実際に寄せられた相談内容をもとに解説します。

80代母親の財産は約1億円、相続人は姉妹2人

今回の相談者は、50代会社員の林さんです。母親の相続の件で不安があると、筆者の事務所を訪れました。父親は10年前に亡くなっており、母親の相続人は林さんと3歳下の妹の2人です。母親は80代ですが、まだ元気で、いまもマンションでひとり暮らしをしています。
 

「父が亡くなったときは、母がすべてを相続したため、大きな問題はありませんでした。ですが、将来の母の相続は大変なことになると思うのです」

林さんはため息交じりにいいました。

林さんの母親の財産は、自宅マンションと貸家2軒、金融資産の合計1億円。相続税はかかるものの、預金で払えることを確認ずみです。母親の生活の現状は、2軒の貸家の家賃と年金で、かなりゆとりがあります。

離婚後に体を壊し、性格が変わってしまった妹

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「私がいちばん心配しているのは、妹のことなのです…」

林さんは、就職先の会社の同僚と結婚し、2人の子どもに恵まれました。産休や育休を取りながらもキャリアを継続し、現在は管理職として働いています。一方、妹のほうは、大学卒業後すぐに結婚したものの、子どもができなかったことから結婚相手の両親と関係が悪化し、離婚。現在は派遣社員として働いています。

5年ほど前、妹は仕事の無理がたたって体調を崩して入院してしまいました。これまで派遣社員の仕事と近所のアルバイトを掛け持ちしていましたが、退院後はフルタイムの勤務自体がむずかしくなってしまいました。

「妹は退院してから、しょっちゅう私や母親に当たり散らすようになったのです」

妹の状態は、なかなか安定しませんでした。

「妹は精神的に不安定になってしまい、一時は心療内科でお薬を処方してもらっていました。いつ爆発するかわからない妹を高齢の母に任せるわけにもいかず、私が付き添いをしたり、日常生活を助けたりしていたのですが、ちょっとしたことですぐ〈こんな人生になったのは、お母さんとお姉ちゃんのせいだ〉と叫び出してしまい、手に負えません」

不安定な妹に、母の老後も母の財産も託せない…

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