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【小説】貴族の少年がスラムに落ちてまで探した、愛する祖父を殺した人物はまさかの…

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は、南千晶氏の小説『UNDERMAKER!』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

葬儀屋居候

「葬儀人。君は、貴族世界に行ったろう。一人の老人を殺す為に」

「―っ、! おい、男女(おとこおんな)、お前やっぱり!」

「行ったのは七日前だ。スラム世界に戻るには一日半かかった」

「これで六日に絞れた。だが、貴族少年を拾ったのは五日前だと言ったな? 一日の空白がある」

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「つまり何か? その一日に、海川家を死体屋敷にして運良く財宝も盗めて、五日待ってスラム世界に落ちたってのか?」

「貴族世界の掟だ。五日間決まった居住区がなければスラム世界に落とされる。だが、後ろの貴族少年は違うのでは? 自らの意志でここに来たような印象を受けるが」

「こいつは、俺の殺したじーさんの孫だ。その遺言書に、この葬儀屋に行けって書いてあったんだとよ」

「ッ!! やっぱりてめぇか!!」

「約束したんだよ、てめーのじーさんと。死ぬ時は俺が殺してやるってよ」

「この……ッ!!」

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