とはいえ、幸いにも女性にケガがなかったことから、翌5日には女性との和解が成立。中川家は新宿「ルミネTHEよしもと」で活動を再開することに。礼二は客席に向かい舞台上で5回土下座し、改めて謝罪したのだった。
ところが「生涯禁酒宣言」からわずか2か月後の5月。中川家が参加したCD「阪神タイガース酒飲み音頭2003」の発売記念会見に登場した礼二は「阪神が優勝したら禁酒は解禁!」と宣言。なんと、その年、本当に阪神がリーグ優勝を飾ったため、礼二の禁酒もはれて「解禁」となった。
懇意にしていた吉本のある芸人は当時、こう呟いたものだ。
「普段の礼二は礼儀正しくて、それこそ借りてきた猫のようにおとなしい。でも、酒が入ると目が座ってくるからなあ…」
幸い、今のところ同氏の心配は杞憂に終わっているが…。
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(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。