
ウクライナ南部オデーサ港から144kmほど離れた場所にある小さな島「ズミイヌイ島」は、ロシアによるウクライナ侵攻の早い段階でロシア軍に占領されていたが、7月1日にようやくロシア軍が島から完全撤退した。
その後、ウクライナ軍が島の調査をしていると、1匹の小さな猫を発見した。
猫は、5か月間も崩壊した島で生き延びていたのだ。今回、猫はウクライナ兵士によって無事に保護され、安全な場所へ移されたという。
Gutsy Kitten Survives Russian Invasion of Snake Island
激しい攻撃が続く島で5か月間生き延びていた猫
黒海の要衝とされ、小さいながらも戦略的に非常に重要な島と言われているウクライナ領のズミイヌイ島は、今年2月24日以降のロシア軍の侵攻で5か月もの間、ロシア軍に占領され続けていた。ズミイヌイ島は、空と海のあらゆる方向からの攻撃にさらされやすい地理にあることから、壊滅的な攻撃が繰り返されていた。
今年7月1日、ついにロシア軍がズミイヌイ島から完全撤退し、ウクライナ軍がようやく島を取り戻すことができた。
複数のウクライナ軍兵士らが、ロシア軍が残していった地雷や武器などを調査するためドローンを使って調査をしていた時、陣地壕の中に隠れている1匹の黒猫を発見した。
特殊部隊チームの兵士らが猫を救助しようと上陸すると、猫は自ら近付いてきたという。
猫は、たった1匹で5か月もの間、必死に生き延びていたのだ。Meet Snake! He survived the russian occupation of the Snake Island and was rescued by the #UAarmy Special Operations Forces.
— Defence of Ukraine (@DefenceU) July 23, 2022
📷 Reuters pic.twitter.com/60cgr1UaWn
ズミイヌイ島は、英語の名称ではスネーク島とも呼ばれており、猫はそれにちなんで「スネーク」と名付けられた。

スネーク、安全な場所へ保護される
激しい攻撃を受けた島で、奇跡的に生きながらえていたスネークは、ウクライナ兵士たちによって無事に保護され、本土へ連れ帰られた。現在は、キーウの安全な場所にいるという。
スネークが救助された動画が公開されると、ユーザーらからは「生き延びていたなんて奇跡」「どうかいい飼い主が見つかってほしい」「ウクライナの兵士、スネークを救ってくれてありがとう!」といった声が寄せられている。The Cat of the Snake Island — now rescued and even reportedly having a hooman to take care of him pic.twitter.com/V9iFLpcgyc
— Illia Ponomarenko🔥 (@IAPonomarenko) July 22, 2022
written by Scarlet / edited by parumo