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新型コロナ禍の10代は“孤立”から“個立”へ 「セイコー時間白書2022」で前向き な若者意識が浮き彫りに

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 新型コロナウイルス禍で青春を過ごす10代は、「時間」や「自分」に真剣に向き合う志の高い“個立”が特徴―。セイコーホールディングス(東京都中央区)は時間の使い方などについての意識調査を実施し、10代の若者は他の世代と比べでポジティブな時間感覚を持っているなどとする「セイコー時間白書2022」を公表した。

 調査時期は4月28日~5月1日で、インターネットを通じて全国の10代~60代の男女1200人(男女各600人、各年代別に男女各100人ずつ、10代は15歳以上)に聞いた。今年は定点観測に加え、コロナ禍で貴重な時間を過ごした10代の意識を分析した。

 コロナ禍での生活について「時間の過ごし方や使い方を考えた」(10代60.0%、全体47.5%)、「自分自身について考える時間が増えた」(10代54.0%、全体41.8%)、「自分について考える時間はポジティブな影響をもたらした」(10代36.0%、全体24.8%)など、10代は他の年代を含めた全体に比べ、より多くが時間や自分に正面から向き合っていることが分かった。

 「時間が制限された方が頑張れる」(10代62.5%、全体48.3%)、「やることが無いと不安」(10代45.0%、全体30.1%)、「せわしなくさまざまなことに追われることは楽しい」(10代43.0%、全体24.8%)と、時間に追われたり制限されたりすることが行動の原動力になっていることも浮き彫りとなった。

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 「ひとり時間増やしたい」も、全体の54.8%に比べ10代は62.0%と多く、コロナ禍での“孤立”から個々の自立を目指す“個立”の志向が強いことをうかがわれる結果となった。

 また、全世代のコロナ禍3年目に関する「時間」と収束後の「生活」で相応しい言葉を選んでもらったところ、時間は「粛々」が最も多く、収束後は「のびのび」が多かった。

 今回の調査結果について、千葉大学大学院人文科学研究院の一川誠教授(実験行動学)は「これからの次代を担う10代が、コロナ禍を悲観的に捉えることなく、自分や時間に前向きに向き合っていることがうかがえる」と分析している。

 

 

 
   

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