top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

ロシア人が関与か?犬型ロボットにサブマシンガンを取りつけた射撃訓練の映像が投稿され波紋を呼ぶ

カラパイア


 やはりというか、ついにとうとう、武装したロボットが登場してしまったようだ。

 背中にサブマシンガン(短機関銃)を背負った犬型ロボットの映像が波紋を呼んでいる。雪が積もる渓谷か射撃場のようなところで、四足歩行の犬型ロボットが派手な音をさせながら、銃をぶっ放している。

 ちなみにこのロボットはボストン・ダイナミクス社の「スポット」ではないようだ。ロボットの特徴や映像からロシア人の関与が疑われている。

 いずれにせよ、これまで科学者やジャーナリストたちが繰り返し警告してきたように、殺人ロボットの登場が現実になってしまったかのように思える。




Patrol dog robot

犬型ロボットが射撃訓練

 この映像は今年7月20日にTwitterで一気に拡散され話題となったが、最初に投稿されたのは今年3月22日のYoutubeの映像と思われる。

 殺人ロボットが現実に登場したとなれば恐ろしいことだが、少なくとも今の段階で、それほど洗練された様子ではない。

 映像のロボットは銃の反動に上手く対応できていないように見える。発砲すると、銃身が跳ね上がり、ロボットは大きくバランスを崩してしまう。

 ロボットが自動で銃を撃っているのかどうかもはっきりしない。画面外に誰かがいて、その人物がリモコンで操作している可能性も否定できない。

ロシア人が関与している可能性

 武装した犬型ロボットの開発者について詳しいことは不明だ。しかし海外メディア『Vice』は、映像を分析した結果、ロシア人が関係している可能性があると指摘する。

 犬型ロボットといえば、ボストン・ダイナミクス社の「スポット」が有名だが、今回のロボットはスポットではない可能性が濃厚だ。

 じつはスポットの模造品はたくさん流通しており、映像のものは、脚部・各種ポート・関節カバーの特徴から、UnitreeYusu社の「テクノロジー・ドッグ」(AliExpressで45万円前後で販売)ではないかと推測されている。

image credit:aliexpress

 ロボットの脇腹には、マジックテープでロシアの国旗(左側)と狼の頭部らしき紋章(右側)がとめられている。

 狼の袖章はロシアの特殊部隊スペツナズもまた使用しているが、今回のロボットとスペツナズとの関係は不明だ。似たような狼の紋章ならネットで簡単に買えるだろう。

 また背中の銃もロシア製で、AK-47をベースにしたサブマシンガン「PP-19 Vityaz」ではないかと、『Vice』は指摘する。

 映像には、特徴的な三角形のドアがある装甲車が映し出されているが、これもやはりロシア製の「BDRM-2」で、最近ウクライナで目撃されているものだという。

 最後に、動画が投稿されたアカウントからもロシア人の関与がうかがえる。

 2022年3月22日にYoutubeに投稿された動画は、Alexander Atamovという人物のYouTubeチャンネルだが、彼のfacebookにはモスクワ在住と記されてるのだ。

 このことから動画投稿者はロシア人。少なくともロシア国内に住んでいる可能性が高い。ちなみに動画投稿の前日には犬型ロボットの写真も投稿されおり、Atamov氏は「スカイネット」と呼んでいたという。

犬用ロボットは武器として利用されてしまうのか?

 なおボストン・ダイナミクス社は、同社のロボットを、武器利用を目的とした人たちには販売しないと明言している。

 とは言え、2021年、フランス軍が士官学生のテストとして、ボストンダイナミクスのスポットを軍事演習に使用したとことが報じられている。

 一方、防衛産業の請負業者である「ゴースト・ロボティクス」社はガンポッドを搭載した犬型ロボットを発表した。ただし、ロボットが自分の判断で発砲するわけではなく、手動で武器を操作する必要があるという。

 技術が進むにつれ、自律走行のロボットが特定の人間をターゲットに自動攻撃することは不可能ではないだけに、倫理的な使用が望まれるところだ。

References:Robot Dog Not So Cute With Submachine Gun Strapped to Its Back / written by hiroching / edited by / parumo

TOPICS

ランキング(動画)

ジャンル