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ジョニー大倉「故郷で音楽葬」呼びかけに矢沢永吉は姿を見せず…/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史

アサ芸プラス

 しかし、そんな矢先の87年10月25日、衝撃的な出来事が起こる。大倉が宿泊先の富山県「富山キャッスルホテル」7階の窓枠にぶら下がり、深夜懸垂中に9メートル下の4階屋上に転落。両足骨折、第一腰椎骨折で、全治6カ月の重傷を負ったのである。

 一報を受け、さっそく、富山警察署を取材すると、

「本人の話では、自室の押し窓を開けて腰を掛け、両手で窓枠をつかみながら臀部を外に出したところ、酔いもあって手を滑らせてしまったと。むろん、まずは他殺のおそれはなかったのか、という点から事情聴取しましたが、そのセンはなった。所持品検査でも(クスリなど)何も出てきていないし、自死のセンもないので、事故だと判断しました」

 幸い回復は早かったが、まかり間違えれば命を落としかねない事故だったことは間違いない。ただ、皮肉にも連日の報道で「ジョニー大倉」の名前が音楽や映画ファンだけでなく、一般視聴者にも広く知られるように…そんな騒動だった。

(山川敦司)

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1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。

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