はっきりとした条件はありませんが、気温が高すぎてもいけず、すべては英英さんの勘と天候次第。日々天気予報を見ながら、漿水の発酵に適した状況を見極めた上で、提供開始となりそうです。
具は、漬けていたセロリ・キャベツ・ニラ。 目の前で英英さんが手延べした麺と漿水を合わせます(透明に見えますが、少し白濁しています)。酸の効いたさっぱりとした味なので、あれこれ料理を楽しんだ後のシメでしたがスルリと完食、漿水も完飲! この時はつるりと喉越しがよい細麺。麺の太さも英英さんと相談を。発酵には4~5日かかるため、スープを使い切ってしまうと次の提供までに数日かかり、食べられない日が生じることもあります。気候の影響を見ながらの提供するメニューゆえ、席の確保と併せて、事前問い合わせの上、予約して食べに行ってみてください。
さて、こうして席も漿水麺も予約できたら、あとは店へ行くだけ。メニューを見ながら、他にもいくつか追加してみよう…なんて思っていませんか。
もちろん、それでも美味しい料理にありつくことはできます。しかし記事をご覧いただき、ちょっとしたポイントを掴めば、『沙漠之月』をさらに深く味わえ、楽しさも数倍に! 次のページでは、‟英英劇場”のプレミアシートをさらに楽しむための、ちょっとしたコツをご紹介します。