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竹内涼真「今の自分と役をしっかりリンクさせる」変化する“俳優像”に対する信念【連載PERSON】

TVerプラス


人生に影響を与えたテレビ番組を軸に、出演作品の話題からその人のパーソナルな部分にも迫るインタビュー連載「PERSON~人生を変えたテレビ番組」。今回は、7月7日スタートのドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00〜)に宮部新役で主演する竹内涼真さんが登場します。

2014年に『仮面ライダードライブ』で主演を務め、以降も連続テレビ小説『ひよっこ』『テセウスの船』『君と世界が終わる日に』など、爽やかな青年役から泥臭い役どころまで、幅広いキャラクターを演じてきた竹内さんが今回挑むのは、絶望の淵に立たされた新が復讐を誓い、仲間とともに「六本木」を舞台に立ち向かう青春物語。

本作は、人気漫画を実写化した大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』のジャパン・オリジナル版。主演の竹内さんのほか、ダブルヒロインの新木優子さん、平手友梨奈さんをはじめ、豪華俳優陣の出演が続々と発表され、注目を集めています。中でも、作品の最重要人物の1人で、竹内さん演じる新が復讐を誓う宿敵として、香川照之さんの出演決定も話題となりました。

竹内さんは、本作とどのように向き合っているのか。ドラマのことはもちろん、テレビとの関わりや役者としての信念について、さらには共演の香川さんに関するエピソードについても語っていただきました。

『六本木クラス』の出演オファーは「すごく大きなチャンス」



――オファーが来たときのお気持ちを教えてください。

『梨泰院クラス』がNetflixで話題になったとき、ドラマ好き、映画好きの人はみんな『梨泰院クラス』の話をしていたと思うんですけど、僕もそうでした。こんなに早くリメイクされるとは思っていなかったので、びっくりしました。

――ためらいはあったんですか?

ためらいというよりは、なんで僕なんだろうと。色々考えましたが、目の前にすごく大きなチャンスが訪れてプロデューサーのみなさんが「僕を」と推薦してくださるのなら、ぜひ参加してみたいなと思ってオファーを受けました。

――宮部新という役をどのように捉えていますか?

すごくコンプレックスを抱えている人間だと思っています。だからこそ新は、物語の中であえて自分から壁にぶつかっていくことで、自身の宿命やコンプレックスを乗り越えようとするんじゃないかとも思うんです。もちろん復讐の物語でもあるので、人によって見方は変わると思うんですけど、僕が演じる上では、自分の嫌いな部分やコンプレックスに思っている部分を最終話までに克服していく、そんな捉え方をしています。

――撮影で楽しみにされていることは?

これからいろいろな方と現場でご一緒していくことで、僕とその人にしか生み出せない人間模様がどのシーンでも生まれてくると思うんです。そうやって日本版である『六本木クラス』という作品が出来上がっていくと思うので、みなさんと一緒にお芝居することが楽しみです。

――過去のインタビューで“世界的に評価されている韓国作品から、刺激を受けている”といった趣旨のお話もされていたことがありますが、そう思われたきっかけは?

何かの作品がきっかけというよりは、配信で世界中の作品が圧倒的に見やすくなった、という部分が大きいと思います。自然といろいろな作品に触れられるようになりましたし、何よりすぐ見ることができるので。邦画も洋画も観ますが、いろいろな作品のいいところが情報としてたくさん入ってくるので、刺激になります。

「もがいて演じた」難しい役への挑戦が大きな財産に



――ここからはパーソナルな部分について聞かせてください。竹内さんはサッカーをされていた印象が強いですが、テレビっ子というより外で遊ぶほうがお好きなタイプでしたか?

テレビもよく見ていました。ドラマもバラエティも小さい時から見ていましたし、テレビが好きでした。

僕が、毎週テレビの前で楽しみにしていた連ドラは、篠原涼子さん主演の『アンフェア』です。今回、共演させていただく香川さんも出演されていた作品ですが、この作品が最初にハマったドラマです。毎週、サッカーが終わったら、その時間に間に合うように帰ってきていた気がします。

――今、よくご覧になっているテレビ番組はありますか?

やっぱりドラマですが、撮影始まってからは、なかなか見れていなくて。でも、新しいクールが始まるタイミングには、移動中とか空いた時間にTVerで見ています。

――どういった目線でご覧になるのか気になります。

みなさんと同じ一視聴者として、まずは第1話を見てみようっていう感じです。

――竹内さんが影響を受けたエンタメ界の方はいらっしゃいますか?

いろいろな作品をやらせて頂きましたが、毎現場出会う方に対して「ああ、こういうことを考えられているんだ」と、リスペクトすることや発見があります。だから、1人に絞るのは難しいですね。でも、やっぱり主演をやっている方、ずっと俳優を続けている方には、ご自身の中に強いプロセスがあるように感じます。そういう方からは、何か言われるというより、一緒にいるだけで刺激を受けます。そして、いいなと感じたことは、自分の中に取り入れて次の挑戦に活かす。その繰り返しですね。

――『仮面ライダードライブ』や学園モノでは好青年のイメージがありましたが、最近は「ワイルド」「熱血」といった言葉が合う役柄が多い印象です。このあたりの転機になった作品について聞かせてください。

作品の盛り上がり方でいうと、2017年に出演した、連続テレビ小説『ひよっこ』『過保護のカホコ』『陸王』です。スピード感があったし、観てくださる方も熱く盛り上がってくださったので、すごく運が良かったなと思います。それに、この3つの作品に関しては、自分でもすごく悩んで、もがいて演じたという印象があります。当時の自分には、難しくて。でもこういう役どころに20代前半から半ばくらいまで色々挑戦できた経験は、大きかったかもしれないです。

今の自分と役をしっかりとリンクさせることが大事



――その3作から、役の幅が広がっていったのでしょうか?

役は、歳とともに変化していくものだと思っています。例えば、20代前半に好青年役で注目を浴びたとして、そこに居心地の良さを覚えてしまったら、次に行くのが怖くなってしまうと思うんです。でも、その歳にしかできない役や、今の自分に合う役というのは絶対にあるはずなので、自分の変化と、演じる役をちゃんとリンクさせていくことが、僕が仕事を続けていく上で大事なポイントかなと思います。

――役者としての“パブリックイメージ”と、自分の気持ちとのギャップに悩まれたようなご経験はありますか?

ギャップというか、意外と自分が思っていることって伝わらないな、と思います。でも、簡単には伝わらないですよね、伝えることを続けないと。役のイメージで思ってもらうことはとても有り難いことですが、自分がどういう役をやって、どういう作品を作りたいのかを一番大切にしています。

――これからも“竹内涼真像”が変化していく中で、役者として変わらずに持っていたい軸や信念を教えてください。

それは本当に一択です。いい作品を作るために、どれだけ現場で作品の為に動けるか、です。僕らはこうやって作品の宣伝をする時には表に出ていきますが、現場に入ったら、「俳優部」という一つのくくりで、作品の一部なんです。だから、チームのみなさんといい作品を作る為に、考え続けます。そこに徹することが、一番大事かなと思っています。

(取材・文:nakamura omame、写真:フジタヒデ)

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