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さとうもか「melt bitter」歌詞の意味を考察!終わった恋を描く苦い失恋ソングが心に沁みる

UtaTen

さとうもかの1stシングルのリアルな歌詞を徹底解釈


▲さとうもか-melt bitter【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

2021年5月にメジャーデビューを果たした岡山出身のシンガーソングライター・さとうもかの1stシングルリード曲である『melt bitter』。

2020年1月に配信リリースされると、ポップでメロウな音楽に乗せたリアルな歌詞とパワフルな歌声が共感できる失恋ソングとして注目を集め、メジャー1stアルバム収録曲としても人気の楽曲となっています。

タイトルの「melt bitter」はそのまま「溶ける苦み」と訳せそうです。

自身の過去作『melt summer』の続編的な楽曲でもあり、タイトルからも繋がりを感じますよね。

どんなストーリーが描かれているのか、歌詞の意味を考察していきましょう。



主人公はすでに恋人と別れてしまった女性です。

運命と信じていた恋だったのに、交際中に何度心を通わせたと思ってもその関係が日に日に綻んでいったことが歌われています。

「愛してる」と言葉では繰り返していても、想いを繋ぎ留めるにはそれだけでは足りなかったと振り返ります。

この別れは突然のものではなく「2人とも分かってた」必然の出来事。

別れが近づいていることに薄々気づきながらも関係を続け、結局報われなかったつらさが垣間見えます。



ドライブ中、カーステレオのラジオから聴こえてきたのは「君が初めて教えてくれたあの曲」。

それなのに今隣にいるのは彼とは「違う誰か」で、寂しさや悲しさで込み上げる涙を寝たふりで誤魔化しています。

なかなか忘れられずふとした時にまだ彼を思い出してしまう自分に「なにしてんだろう」と呆れている様子です。



「懐かしい駅」に降り立てば同棲していた「ふたりの部屋」のことを思い出します。

「過去が今を見えなくする」のフレーズは、失恋の傷が癒えていない今はまだ幸せだった過去のことばかり考えてしまうことを示しています。

夏の暑さに溶けるように始まったこの恋はもう苦い想いを残すばかりですが、きっといつかまた新しい恋をすることでしょう。

その時になってやっとこの恋は「本当の終わり」を迎えます。

背伸びしてばかりだった恋





交際中に感じていた「痛い気持ち」を、主人公は「ふたりのものだと勘違いしていた」と語ります。

「会いに行けば未来は変わったかな」とあるので、遠距離になったか訳あって会えない日が続いていたのかもしれません。

互いにつらい想いをしていると思っていたのに、彼の方は早くも気持ちが冷めていて2人の愛情に差ができていたということのようです。

本当の気持ちは直接会って触れ合わなければ伝わらないのに、泡のように軽くて儚い「愛してる」のメッセージだけで安心していたことを後悔しています。



彼に良く見られたくて「背伸びしてばかりだった」日々。

時には痛みが伴うこともありましたが、そのおかげで「あなたの横にいる」と思うと痛みさえ素敵なものに感じていました。

「私のものにしたくて靴擦れした気持ち」という表現は、「背伸び」や「痛み」とかけているのでしょう。

履き慣れないヒールの高い靴や新調したばかりの靴を履くと、靴擦れしやすいものです。

それでも彼を想ってついた傷を愛おしく感じていましたが、別れた今となってはその頃の健気な自分と目を合わすことができません。



一緒に見た失恋映画を思い出し、あれは「今の私たちのことだったのかな」と考えています。

彼とは趣味や好みなど似ているところが多くて「私たちは運命だと本気で思い込んでいた」のに、それは「長くいたから似てきてた」だけだったのだと今なら分かります。

「本気で思い込んでいた」という言葉に、本気で愛し運命だと信じていた自分を情けなく思っている気持ちが透けているように感じますね。

前を向くための“さようなら”





この部分の歌詞を見ると、主人公には叶えたい夢があったようです。

別れた原因の1つは、思い描いている夢が違ったことなのかもしれません。

主人公は「もしもあなたと同じ夢を見てたら」今でも「一緒に居られたかな」と考えてしまいます。

しかし、もう恋人から友達へと関係を変えることもできないでしょう。

まだこんなにも好きでいるから、友達として一緒にいればいつまでも彼を忘れられずに苦しいだけ。

別れた時、最後に「またね」と言葉を交わしたものの「またなんてもう無いんだよ」と、この関係はどうあっても続くことはないとはっきり伝えています。



「興味ないうるさいTVショー」も、彼とならその無駄な時間さえ幸せでした。

それでも、もうそんな時間を楽しむことすらできない関係になってしまったのです。



恋をしたあの夏に彼からもらって大切にしていたピアスを「ずっとありがとう」と海に投げ捨てます。

手元からなくなれば忘れられるはずだと思っての行動でしたが、心に刻まれた思い出までは消えてくれません。



主人公の今の口癖は、元々は彼のものでした。

口癖が移るほど長い時間を共にしてきたことが伝わってきます。

そしてそれだけ彼と一緒にいたからこそ、この別れが覆らないことも分かっています。

「消えないで」と願っても「愛してる」と伝えても、彼の心や状況を動かすことはできないのです。

改めて「運命だと信じていた日々」に別れを告げて、今度こそ前を向いて進もうとする主人公の態度に勇気をもらえます。

甘くて苦いアニメーションMVも要チェック


さとうもかの『melt bitter』は、まだ好きなのに苦い別れを経験した人の心情を代弁してくれる失恋ソングです。

YouTubeで公開されているMV作品はジャケットイラストを手がけた中島ミドリのイラストを使用し制作されたアニメーション動画で、ガーリーかつシュールな内容に引き込まれます。

さとうもかが作り出す独自の世界観をMVと共に堪能してください。

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