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工藤遥、初の風俗嬢役に意欲「せりかの圧倒的な儚さを大事にしたい」

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渡辺大知さんが主演、工藤遥さんがヒロインを務めるドラマイズム『ロマンス暴風域』(MBS毎週火曜24:59~※初回は25:19~/TBS毎週火曜25:28~※初回は25:50~)が7月5日より放送スタート。「おんなのいえ」「地獄のガールフレンド」などで知られる鳥飼茜さんの同名コミックを原作に、アラサー男性と風俗嬢の運命の恋とその後が描かれます。

渡辺さん演じる主人公の佐藤民生は、私立高校で非正規の美術講師として働く34歳。非モテの人生を歩む自分にコンプレックスを抱えながら生きていた民生でしたが、ふと入った風俗店で出会った、工藤さん演じるせりかに一目ぼれ。しかし、“風俗嬢”と“客”という関係から始まった恋は、民生に容赦なく現実を突きつけます。

今回渡辺さんと工藤さんにインタビュー。お互いの印象やドラマ撮影の裏側、“原作もの”との向き合い方についてもお聞きしました。

渡辺大知「結婚しない選択も間違いではない。でも……」



――脚本を読んでどんな印象を受けましたか?

渡辺:僕は、たとえば将来結婚しない選択も間違いではないと思っています。でも、人間は物理的には1人で生きられるかもしれないけど、それだと果たせない感情とか、得られない気持ちがあることも確かだと思うんです。誰かに支えてもらったり、自分が誰かの支えになったりすることで自分を保ったり、生きる原動力になる部分も大きいと思っていて。恋愛をすること自体がゴールではなくて、1人で生きているだけでは得られない何かを追い求めていくことが重要なのかなと。そのために、恋愛というものが必要なんじゃないかと思わされる作品でした。

工藤:渡辺さんがおっしゃったように、みんなが心の隙間を埋めたくて、常に誰かを求めている人たちのお話だな、というのが最初の印象でした。そこから自分の役を踏まえて読んでいくと、すごく苦しくなるというか、申し訳なくなるというか……。いろいろなことを抱えたせりかですけど、みんなと同じように寂しくて、パズルのピースみたいにぴったりハマる誰かを求めて生きている女の子なんだなっていうことをすごく感じながら、台本を読みました。

――原作がある作品を演じる上で、意識していることを聞かせてください。

渡辺:漫画は目の向きひとつとっても、うつむき加減の表情とか、細かい意味があって描かれているわけじゃないですか。僕はそれを演じるにあたってコピーすることが正しいとは思っていなくて、このコマをどういう表情で描きたかったのか、このシーンにはどういう役割があるのか、といった作者の気持ちをなるべくすくい取りたいんです。作者の“ここは大事なんだ”という思いに最大限リスペクトを込めたいので、何を描きたくてこのシーンを作ったのか、と考えることをすごく大事にしています。

工藤:漫画では姿、形が描かれているので、どうしても似ている、似ていないのようなところで判断されがちだとは思いますけど、監督も含めてコピーすることを目標にはしていないですし、忠実にやるわけでもなくて。原作のイメージと、それを人間がやるっていうところを上手にすり合わせて撮影しているので、そのつもりで原作を読み直したりもしました。私はせりかの圧倒的な儚さ、触れると砂みたいに消えていきそうな感じを大事にしたいなと思ったので、その雰囲気だけはなくさないように演じています。

――演じる役とご自身が似ていると思う部分はありますか?

渡辺:僕は、自分と(演じる役が)どう違うかを考えながら台本を読むんです。語尾などの細かいところまで含めて「自分だったらどういう言い方をするかな」や、「自分と違うのはなぜかな」と考えているので、ふだんから役に対して「ここが似ているな」とはあまり思わなくて。だから共感はしないけど、理解はできるという感じです。

工藤:私も似ているかどうかはわからないですけど、せりかの気持ちがわかるところはありますね。隣に誰かいても、その人では埋まらない何かを他の誰かに求めるような感覚は、自分がせりかのようにしたいとは思わないけど、理解できる部分だと思います。

“座長”渡辺大知は「困ったときに本当に助けてくれる」



――おふたりは今作で初共演ですが、お互いの印象はいかがですか?

渡辺:たくましい方だなと思います。

工藤:あははは(笑)。

渡辺:センシティブなシーンももちろんありますけど、それ以外にも緊張感のあるシーンが多い中、ブレずに最後まで役のことを考えながら、一つひとつ丁寧にやられている方だなという印象です。

工藤:私は今回、初めてのことが本当に多くて、どうしたらいいんだろうなっていう迷いもある中、渡辺さんが「これはこうしたほうがいいんじゃないか」といろいろな提案をしてくださって。困ったときに本当に助けてくれるので、すごく頼りにさせていただいてます。

渡辺大知が思う主演の“特権”とは?



――渡辺さんは主演として、何か意識していることはありますか?

渡辺:意識していることはないですけど、この作品をより良くしよう、自分に与えていただいた役を全うしよう、とはいつも思っています。今回は佐藤民生の役をいただけたので、佐藤民生を全うしたいなという思いですね。ただ、連続ドラマで初めて単独主演をさせていただくんですけど、台本を見て「全部のシーン出てるんだ!」とは思いました(笑)。

工藤:スケジュールを見ても、ずーっといるから(笑)。本当にすごいなと思います。

渡辺:もう本当に光栄なことです。あとは、現場の全てを知ることができるというのも貴重ですよね。映画の主演は何度かありましたけど、長い期間をかけて撮っていく作品で、現場の移り変わりや、いろいろなシーンを全部目撃できるというのは、すごく貴重な体験だと思っています。

――工藤さんから見た、渡辺さんの座長ぶりはいかがですか。

工藤:本当に渡辺さんでよかったなと思う場面がいっぱいあります。

渡辺:よかったぁ。他の人の方がよかったと思われているかと……。

工藤:なんでよ、思わない思わない(笑)。お芝居面だけでなく、いろいろなお話をさせていただくと居心地がいいんです。2人で撮影する時間が本当に長いんですけど、空気感や雰囲気が掴みやすいので、ご一緒できてすごく嬉しいです。

――工藤さんにとって挑戦的な作品になると思いますが、出演にためらいなどはありませんでしたか?

工藤:そうですね。避けて通る必要もないと思っていましたし、遅かれ早かれ、きっとこういう作品に携わるタイミングが来るっていうのは、役者になりたいと思った時から考えていたので、それが今だったんだなと思いました。キャストのみなさんや監督、チームのみなさんとご一緒したいという気持ちが先にあったので、センシティブなシーンがあるとか、風俗嬢役だとか、そういうことに対するためらいは本当になかったですね。

――この作品をきっかけに、女優としてステップアップしたいという思いはありますか?

工藤:どうしても経歴上の先入観だったり、今までのイメージだったりが先行しがちではあったので、こういう機会をいただけたのは本当ありがたいことだなと。さらにひと皮剥けるために、頑張りたいなと思っています。

(取材・文:nakamura omame)

<渡辺さん>
ヘアメイク:佐鳥麻子
スタイリスト:Shinya Tokita
衣装:シャツ 20900円 ユハ(ユハ)、その他スタイリスト私物

■問い合わせ先
ユハ 03-6659-9915
〒156-0045 東京都世田谷区桜上水5-13-8 ALDEBARAN桜上水II 102

<工藤さん>
ヘアメイク:市川良子(吉野事務所)
スタイリスト:鈴江英夫(H)

<第1話あらすじ>
高校の非正規講師である佐藤民生(渡辺)は、学生時代に付き合った彼女と別れて以降、独り身が続いている。非モテの自分から抜け出したいと婚活に励むも、非正規を理由に相手にされず……。さらに講師の仕事の契約終了が決まっているが、就活もうまくいかない。

そんな自分を慰めるように入った風俗店で出会った風俗嬢・せりか(工藤)に一目ぼれ。せりかに運命を感じた民生は、風俗店に通いはじめる。いつも明るく笑顔のせりかに民生はどんどん惹かれていき、ついに店外デートの約束をとりつける。

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