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「高校でナメられないよう…」工業高校に進学する息子に母親が送った、トンデモないアドバイス!?

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は、株式会社Mosaic Works 代表取締役・村上侑紀氏の書籍『WORK PLAYER 遊ぶように働く僕の実践項目』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】「僕という人間がいかに平凡で陰湿な時代を送ったかを知ってほしい」

村上侑紀ヒストリー 〜生まれてからダイジェスト

村上侑紀ヒストリー

高校進学。何も考えていない僕は友達が行くからという理由だけで地元の工業高校へ進学した。ちなみに工業系には一ミリも興味がなかったし、そもそも何を勉強するのか知らずに入った。友達が入るからという理由で部活を選んだ中学時代から何も成長していないことがよく分かる。そして工業高校だ、当時は学生の九九%が男子というほぼ男子校である。青春の「せ」の字もない。

そういえば高校に進学するにあたり不思議な出来事があった。ヤンキー漫画がバイブルのように置いてあった我が家(この時点で少しおかしい)の母親から「高校に行くなら髪の毛を染めて行きなさい、黒髪で行ったらナメられるよ」という摩訶不思議なアドバイスと髪を染めるための薬剤をもらった。世の中にそんな母親が居るだろうか。本当に尊敬してやまない。

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髪の毛を茶髪に染めて入学式に臨んだ僕は、初日から生活指導の先生と先輩方から呼び出された。生活指導の先生には実は外国人とのハーフであるというデタラメでその場をしのぎ、同じ髪色をした怖い顔の先輩方には友達が間に入ってくれて「こいつ、本当は真面目でいい奴なんで許してやってください」という、これまた真実味のないことを言ってなんとかその場をしのいだ。本当に感謝している。これがなければ今僕はこうしてペンを握っていないかもしれない。パソコンで打っているのでそもそもペンは握っていないが、そういう言い回しがしたかった。

その後、高校ではすこぶる成績が良かった。それもそのはず、僕の行っていた工業高校では数学といっても算数のようなことから始まる、相当レベルの低い高校だった。成績がいいことで変わったのは周囲の反応だ。頭のいい奴、みたいな目で見られテスト前にはノートを貸してほしいとまで言われた。好きな子にそう言われたら嬉しいがむさい男子に言われてもそんなに嬉しいものではない。

部活はアーチェリー部に所属した。将来必ず自給自足の生活を強いられる、その時までに狩人としての腕を磨いておきたい。そんな理由で親を説得し二〇万円ほどする道具を揃えてもらったが、それは完全な嘘だ。ゲームの世界に登場するような弓矢をやってみたかった、ただそれだけである。この頃から口が上手くなってきたと思う。

アーチェリー部に入部したが、基礎体力作りということでランニングから始まる毎日だった。三年前にもどこかで聞いた話だ。全く、どこまで基礎体力がモノをいう世界なのか。弓矢を打ちたいのに。当時の僕にはこれが耐えられなかった。ちなみにまだ完全体のデブである。案の定、部活をサボるようになり、間もなく幽霊部員となった。所属しているのに出席しなくても何も言われない「幽霊部員」、便利な言葉を学んだ。

二年生に進学する頃、周りの友人が携帯電話を持ち始めた。女の子とメールや電話ができる最新のアイテムに心がときめいた。それが欲しくてたまらなく欲しくて、コンビニでアルバイトを始め、念願の携帯電話を手に入れた、と同時に彼女が欲しくなった。

鏡に写る太い我が姿を見て、これじゃ彼女なんてできる訳がない! とダイエットを決意。走った。毎日走った。大好きなお菓子も止めてメロスのようにひたすら走った。その甲斐あって一年間で二〇kgの減量に成功。見た目がかなり変わり、身体は細く顔は小さく、そして周囲の見る目が変わることで調子に乗って態度が大きくなった。そして人生初の彼女ができた。

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