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ひらめいた!侵略種のアジア鯉においしそうな名前をつけて食べてもらう作戦

カラパイア


 アメリカでは侵略的外来種である、アジア原産の鯉が怒涛の勢いで増殖している。この鯉は繁殖力が強く、何十年にもわたり生態学的バランスを乱してきた。

 現地ではアジア鯉(アジアンカープ)と呼ばれていたが、人種差別の観点から、昨年「侵略鯉(インベイシブカープ)」に名称変更する提案がなされた。

 だがここにきて、新たな名前の候補が上がった。

 外来種を減らす方法の1つは捕獲しておいしく食べることだ。ところがアジア鯉は、他の魚に比べて不人気だったことから、「じゃあ、おいしそうな名前に変えればよくね?」って流れになったようだ。

 アジア鯉の名前を、「コピ(Copi)」に変更することで、おいしそうなイメージをアピールをすることで、より多くの人に食べてもらえるよう促すというのだ。

アジア鯉を食べてもらうため「コピ」という名称が提案される

 五大湖とミシシッピ川で増殖中の侵略的外来種、アジア鯉は、イリノイ州だけで毎年9000トン~23000トン捕獲され、中西部から湾岸にかけては更に多くの数が発見されるという。

 これまで、連邦、州、地方の当局者は、アジア鯉を抑制して五大湖から遠ざけるために数億ドルを費やしてきた。アジア鯉がミシガン湖に大量に泳ぎ込むと商業漁業や観光産業を脅かす危険性があるからだ。

 自然資源当局は、鯉を制御するための方法の1つとして、アジア鯉を使った料理の数々を長い間アピールしてきたが、あまり効果はなかった。

 そこで今回、不人気だった鯉を、いかにもブランド魚っぽい名称「コピ(Copi)」と改名することで、消費量を増やし、個体数の管理レベルを可能にすることを目的としたプロジェクトが発足された。

 ちなみに、コピは英語の「copious(豊富な)」という意味にちなんで付けられており、大量に鯉が生息する意味と、栄養が豊富である意味がかかっている。

 ということで、ここから記事でもアジア鯉をコピと記述する。

大量に捕獲し、おいしく料理。コピ大作戦

 イリノイ州、テネシー州、アリゾナ州、ワシントンD.C.の30以上のレストランや流通業者、加工業者、小売業者は、より多くのコピを捕獲するため、このプロジェクトに協力中だ。

 シカゴのレストランのシェフ兼オーナーであるブライアン・ジュピターさんは、次のように述べている。
コピはティラピアよりも風味が良く、ナマズよりも食べやすくてタラより味がしっかりしています。

また、パンフライ、蒸し、焼き、焼き、ロースト、グリルなど、創造性を発揮するのに最適な魚で、ハンバーガー、フィッシュケーキ、餃子、タコスにしても美味しく食べることができます。

年末には正式に改名される予定

 イリノイ州自然資源局は、鯉についての一般の誤解をといて、より多くの人に料理で食べてもらいたいと、このプロジェクトに積極的だ。
コピは短くて言いやすく、おいしそうな響きで素晴らしい名前です。メニューでコピタコスやコピフィッシュバーガーなどといった文字を目にした時、誰もが興味をそそられるのではないでしょうか。

コピは、家庭のキッチンでの調理も簡単で、新鮮で美味しい魚です。過去に州のフードフェスでサンプルを提供すると、試食した誰もがその美味しさに驚いていました。
 このように話すのは、自然資源局のコリーン・キャラハンさんだ。キャラハンさんによると、当局では顧客の食欲をそそる料理を提供するよう、レストランを説得するためのコピレシピも作成しているという。

 マイルドな味わいでオメガ3脂肪酸を豊富に含むコピは、フィレとして調理するよりも、ハンバーガーやみじん切りにして挽いた料理にするのが最適だそうだ。  なお、当局によると「コピ」への改名は、米国食品医薬品局から認可が下りた時点で正式なものになるという。

 もし許可が下りれば年末までに変更される予定だということだ。

 日本語の場合「コイ」だから「コピ」と呼んでも違和感ないし、ちょっときゃぴきゃぴ感が出ていい感じの響きではあるな。

References:Can Rebranding Invasive Carp Make It More Appealing to Eat? | Smithsonian Magazine/ written by Scarlet / edited by / parumo

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