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性同一性障害の元女性が語る「小学4年生の時に好きだった子」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は横関ハル氏の書籍『レインボー ~性同一性障害と共に生きて~』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部抜粋・再編集したものです。

【前回の記事を読む】性同一性障害の元女性が語る…小学生時代のイジメ・盗み・初恋

居場所

元々、僕と中澤さんはお互いに顔見知りだった。

小学校四年目になればクラブ活動が始まる。

四月になり、その希望調査が取られた。それは第三希望まで書かされるものだった。

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僕は第一希望にドッジボールクラブ、第二希望に調理クラブを書いていた。

その二つは特に人気が高かった。特に調理クラブはお菓子などを自分で作り、それを食べられるのだ。僕らにとっては夢のようなクラブで、意外にも男子に人気があった。

そして第三希望に太鼓クラブを書いた。太鼓クラブは行事の時に演奏の花を飾る。それを見るたびに憧れるものの、それ以外はひたすら太鼓の練習を続けるだけだった。

僕が入ることになったのは第三希望に書いた太鼓クラブだった。

当時仲の良かった伊沢君たちは調理クラブで、僕だけが太鼓クラブとなりげんなりした。

太鼓クラブに入って直面した壁は、叩き方をどう覚えていいのか分からないことだった。右、左、右、右……。それはまるでわけの分からない動作の丸暗記だった。そんな捉え方をしてしまっては覚えられるわけがなかった。

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