髙石あかりの主演映画『とおいらいめい』が、7月に開幕する<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022>の国際長編部門に正式出品されることが決定した。さらに特報第2弾も公開となった。
今作は、人類の滅亡を前にゆっくりと家族になっていく姉2人と腹違いの妹を描いた物語。
特報第2弾では三姉妹のうち、新しい母親を迎えることになった当時小学生の長女・絢音(森徠夢)と次女・花音(武井美優)がノストラダムスの大予言に振り回され、家出した1999年にフィーチャーしている。
さらに、『カメラを止めるな!』の主人公の妻役で大ブレイクし、原作となる舞台では主演を務め、本作では二人の実の母を演じたしゅはまはるみからのコメントも到着した。
『とおいらいめい』は、8月27日(土)〜9月23日(金)に池袋シネマ・ロサにて4週間のレイトショー公開となる。
しゅはまはるみ コメント
舞台『とおいらいめい』は私が30 歳になろうという節目に出会った作品です。日常の中で少しだけ不思議な事が起きたり、未来や宇宙を舞台としながらも描くのはそこに暮らす人々、といった藤子・F・不二雄先生の「SF(すこしふしぎ)短編シリーズ」がバイブルの私にとって、惚れ込んだ、と言っても過言ではない長谷川朋史の脚本でした。稽古の日々を心より楽しんだ事を懐かしく思い出します。
その思い入れのある作品が映画になって帰ってくるなんて!大橋監督には私の大好きな隕石映画『ディープ・インパクト』が“どんな点において素晴らしいのか、それを『とおいらいめい』にも活かしてくれないか”とはた迷惑にも長電話で熱く語って押し付けました。
さてそしてこの映画、私の押しつけが採用されたか否かはさておき、「事情のある三姉妹」というのが見る前から萌えポイントですよね。さすが大橋監督の脚色です。さらに全編かけてアチコチをサワサワとくすぐってきます。それでいて「もしやドS なんじゃないか?」と思わせるラストシーン。でもこれ、大きな画面で見るとじんわりと伝わってくるんです。何がって、ふしぎのあとの「日常」が。
そんな訳で『とおいらいめい』は、お客様に映画館で見てもらってようやく完成する作品だなと強く感じました。どうか劇場へ。ぜひともお出かけください。
『とおいらいめい』
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8月27日(土)〜9月23日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開
あらすじ
彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った2020年。小学生だった1999年にノストラダムスの予言を信じ、家出をした長女・絢音と次女・花音と、その後生まれた腹違いの妹・音が、初めて一緒に生活することになる。
絢音は、彗星の衝突を前にシェルターの個室の設計を担当しており、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々。花音は、帰郷を機に、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会。音は、未成年ながらひょんなことから飲み会サークルと出会い、飲んだ帰りに花音が良平にキスするのを目撃。
互いに踏み込めず、すれ違う三姉妹は、世界の終わりを前に、本当の家族になれるのか。
CAST
・髙石あかり
・吹越ともみ
・田中美晴
・ミネオショウ
・大須みづほ
・森徠夢
・武井美優
・古矢航之介
・三原哲郎
・川辺純子
・石橋征太郎
・大田恵里圭
・園山敬介
・タカ海馬
・荒井啓仁
・舞木ひと美
・藤田健彦
・しゅはまはるみ
STAFF
企画・製作・配給:ルネシネマ
監督・脚本:大橋隆行
原作:とおいらいめい(2004年上演舞台)
撮影監督:長谷川朋史
音楽:上久保汐李
助監督:原啓仙/渡辺喜子
録音:長沼優可/小牧将人/寒川聖美
ヘアメイク:大貫茉央/早川葵
制作:藤田健彦/大原昌典
フードコーディネーター:荒井啓仁
アクションコーディネーター:タカ海馬
ガンエフェクト:小暮法大
協力:岡山県フィルムコミッション協議会/せとうちフィルムコミッション/瀬戸内市商工観光課/備前市役所産業観光課/厚木土木事務所/相模原水系広域ダム管理事務所
2022年/日本/シネマスコープ/ステレオ/150分