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日本民族には「大自然崇拝」が根付いている?神道と森の深いつながりとは

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は、徳永圀典氏の書籍『日本を哲学する――国に徳あり――』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】二千年前から外国で高く評価されていた日本。その理由とは?

第一章 日本の原理は大自然の原理に合致する

二節 神様は「森と水」に象徴される

大自然は絶対です。その大自然の産物である人間は、大自然の運営原理に素直な生き方をするのが最適で幸福なはずです。

日本民族の神を一言で言えば、「大自然崇拝」と見て間違いありません。大自然を畏(おそ)れ謹つつしみ崇めて神としてきたのです。表現を変えれば、天地自然の法則、宇宙運行の原理を神として敬うものと言えます。元々大自然の産物である人間がその生みの親の原理に従って生きるということと同義です。

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これは大自然の原理に従順に生きる姿勢であり、洵(まこと)に天地自然の理に適ったことです。大自然の根幹である太陽の化身とされる天照大神を崇める神道は、地球の原理と同一であり、それへの信仰は絶対に間違いないこととなります。日本が連綿とした国であり続けるのは、この大自然の原理に適っている天皇を中心としているからだ、と改めて確信するのです。これは科学的にも正しいのです。

オリンピックで有名な古代アテネの建造物、パルテノン神殿を多くの方はテレビ等で目にしていると思います。あれは、アテネという都市国家が紀元前四百三十四年に政治・経済・芸術のトップに立ったという政治的シンボルです。神殿と言いますが、今や瓦礫の廃墟にしか私には見えません。

それに比べて、日本の神社は鬱蒼(うっそう)たる森の中に佇み、恰(あたか)も生きておられるように思えます。全国各地、二千ヶ所あるという鎮守の森に、日本の神様は静かに息づいていらっしゃいます。伊勢神宮をはじめとして、緑の森林に覆われたお社はまさに生きた神殿でありましょう。

伊勢神宮は毎朝、神様に捧げるお供え物のために、千数百年前と全く同じ儀式、木を擦り、火を起こして調理する方式を、今なお同様な形態で運営し続けています。供物は自給自足、塩、魚まで古式通りに自前で生産・収穫します。こんな国や神社は日本だけで、世界にはないでしょう。

以前たまたま見かけた何かの記事の中で「伊勢神宮の力強い自然の中に本当の日本を感じた」と言っていたのはフランスの若いエリートでした。

神社の建物は皇室の御所と同じ、簡素美を極致に表現しています。伊勢神宮をはじめとする神社も鎮守の森も日本を象徴する根源的実在です。これらに気が付いてほしいものです。

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