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大谷翔平の6月のMVPは確定的!? 想像を超える偉才だけに許された「TWP」の“合わせ技”<SLUGGER>

THE DIGEST

大谷翔平の6月のMVPは確定的!? 想像を超える偉才だけに許された「TWP」の“合わせ技”<SLUGGER>

 この男がフィールドで織り成すパフォーマンスは、常に想像を超えてくる。もちろん大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のことである。

 現地時間6月29日に行なわれた本拠地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場した大谷は、5.2回5安打無失点11奪三振の好投で今季7勝目をマーク。自身4連勝を飾っただけでなく、連続無失点イニングも自己最長の21.2回まで伸ばしている。しかも、前日に本塁打含む3本の長打を記録した“打者”ということも考えると、凄い以外の言葉は見当たらない。

【動画】圧巻の11奪三振! 大谷7勝目のハイライトをチェック!

 改めて6月の大谷の成績を並べてみると、本当に一人の選手が成し遂げていることなのかと驚かされる。

【投手】
・4勝(1位)
・防御率1.52(3位)
・38奪三振(6位)

【打者】
・打率.298(19位)
・6本塁打(15位)
・17打点(16位)
・OPS.972(5位)

 投げてはリーグ最多タイの4勝をマークし、防御率1.52はあのジャスティン・バーランダー(アストロズ/2.04)を凌いで3位。38奪三振も6位に入っている。打者としても、OPS.972はブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ/.971)やアーロン・ジャッジ(ヤンキース/.955)を上回ってリーグ5位に入り、「エースで4番」を体現する成績を残してみせた。
  もっとも、各ポジション“単体”で見れば、大谷より好成績の選手はいなくもない。投手では月間防御率0.33(!)をマークしたディラン・シーズ(ホワイトソックス)、勝利数以外のすべての項目で大谷より上のシェーン・マクラナハン(レイズ)が見事だった。

 打者では、月間11本塁打のジャッジ、10発&OPS1.036のマイク・トラウトすらも霞む活躍を見せたのがヨーダン・アルバレス(アストロズ)。OPSは驚異の1.345に達し、オールスターファン投票の指名打者部門で大谷を圧倒しているのもうなずける成績を残している。

 従来の基準で言えば、先に名前の挙がった選手のいずれかが「Player of the Month」、いわゆる「月間最優秀選手賞」に選ばれていただろう。しかし、その基準を覆したのが他でもない、大谷なのである。

 昨年6月と7月に大谷は同賞を受賞した。特に6月は月間13本塁打、OPS1.312と打者の成績があまりに凄すぎるゆえに「打者」として表彰されているように思われているが、当時の月間MVPの記事を読み直すと、すべて「投手」の成績も明記されている。

 何より、MLB公式サイトに記載されているポジション表記も、大谷だけ「TWP」=「Two Way Player/二刀流」として扱われており、前人未到の偉業を歩み続けている偉才だけは、両部門の“合算”が評価の対象になっているのだ。

 投打それぞれを見れば、「大谷より優れた選手がいるから月間MVPは難しいな……」との考えがよぎってしまう。しかし改めて言うが、大谷だけは“特別”なのだ。このアウォードが設計された時、まさか投打二刀流をハイレベルでこなす選手が出てくると思われていなかったのは明らかで、“バグ”に対処するには合算して評価する以外ないのである。

 大谷が7勝目を挙げた27日の試合、地元TV局の解説者マーク・クビサは「これでショウヘイの6月MVPは確定ですね」と語ると、実況のパトリック・オニールも「間違いない。そうならないわけがないよ」と後押しした。

 それもこれも「TWP」として大谷が評価されていることを彼らが把握しているからであり、実際にその数字を並べた時、「大谷以外にMVPはあり得ない」と断言していいはずである。

構成●SLUGGER編集部

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