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広岡達朗が怒りのダメ出し「原辰徳には人を育てていく理念が見えない」。ヤクルトと巨人の「差」はどこにあるのか

web Sportiva

 ペナントレースも半分を消化し、これから正念場の夏場を迎えて、各チームが今シーズン掲げた目標に向かっていく時期だ。セ・リーグにおいては、6月からヤクルトが独走態勢に入り、6月26日には巨人がヤクルトに敗れ球団史上最速で自力Vが消滅するなど、1強状態になっている。

 ペナント前の予想で、ヤクルトの連覇は難しいと語る評論家は多くいた。にもかかわらず、このような結果となっている要因は何なのか?


ベンチで冴えない表情を見せる巨人・原辰徳監督

 優勝候補の一角に挙げられていた阪神は、開幕9連敗を喫するなど大きく出遅れた。巨人も開幕1カ月は新人選手の活躍もあって順調に勝ちを重ねていったが、やがてケガ人が続出し貯金が増えずにいる。その隙にヤクルトが巨人、阪神から白星を挙げていった。

 巨人V9時代のショートとして活躍し、引退後はヤクルト、西武で指揮を執り、4度のリーグ優勝、3度の日本一に輝いた広岡達朗は、巨人OBとして憤慨している。

ヤクルトのチームマネジメント力

「ヤクルトは監督がピッチャー出身ということもあって、去年ホールド王の清水昇をうまく休ませながら起用し、調子のいいピッチャーを中継ぎにあててうまく回している。逆に巨人は中川皓太がケガで離脱しているとはいえ、監督、コーチに論理的なビジョンがないのではないかと思ってしまう。バントひとつとってみても、相手にプレッシャーをかけているとは思えない」

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 広岡はヤクルトの監督時代、投手陣を整備して日本一まで上り詰めた実績があるだけに、巨人の台所事情に言及したくて仕方がないのだ。

「監督の原には、こうやって人を育てていくという理念が全然見えない。若い選手もベテランも同じように扱って、新しいもの好きでやっていたら、古い連中はどうすればいいのか。これでは、ベテランの去就の導き方を知らないと思われても仕方がない」

 ベテランにはベテランの役割がある。広岡には、かつて西武でロートルスターと言われた田淵幸一、山崎裕之を復活させた自負がある。

「ヤクルトが去年優勝したのは、青木宣親のおかげ。外野の一角を担い、ベテランとしてチームをまとめた。若いチームは勢いがあるけど、いざという時のベテランの力はやっぱり大きい。一時、体調不良により登録抹消になったけど、復帰してからはしっかり数字を出している。奮闘するベテランの姿はチームを盛り立てるのだ」

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