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「リーダーボードをみることをやめた」レクシー・トンプソンは逆転勝利なるか?

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「リーダーボードをみることをやめた」レクシー・トンプソンは逆転勝利なるか?

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇25日◇コングレッショナルCC(米メリーランド州)◇6894ヤード・パー72>

熱波に見舞われたコングレッショナルCCで、レクシー・トンプソン(米国)がバックナインで追い上げると、ひときわ大きな歓声が響き渡った。


硬くなったグリーンなど難セッティングを相手に、前半は1つ落とした。だが、12番パー4で1メートルにつけてこの日イーブンに戻すと、14、15番でともに5メートル強のパットをねじ込んで連続バーディを奪取。トップを独走するチョン・インジ(韓国)が終盤に失速したことで、3日目スタート時にあった8打差は3打差に縮まり、最終日を迎える。

ホールアウト後のレクシーはいつになくリラックスした表情だった。「ミスをしたのは2ホールだけ。とても安定した良いプレーができた。フロリダに住んでいるのだから熱波の中でのプレーは慣れているわ」と、日焼けした顔に大きな笑みをみせた。

米LPGAツアーで戦って11年目、2014年に勝った「クラフト・ナビスコ選手権」(現シェブロン選手権)のメジャー1勝を含む通算11勝を挙げてきた。最後に勝ったのは19年の「ショップライトLPGAクラシック」とすでに3年が過ぎている。昨年の「全米女子オープン」では、笹生優花と畑岡奈紗とのプレーオフに1打及ばず入れなかった。

しかし昨今のレクシーは「自分をハードに頑張りすぎても、なにも良いことはない」のだという。「とくにメジャーではずっと勝ちたかったから、良いプレーをしなければと一生懸命になりすぎてきた」と話す。

「悪いプレーの日があっても、この世の終わりじゃないし私はまだ生きている。最近いろいろなことがあって…。ここでこうしてプレーしているだけでとても幸せだと思う」とゆっくりと語った。

ドロシー・フィッシさん、相性は“ミミ”で親しまれたレクシーの最愛の祖母が5月23日、92歳で亡くなった。全米女子オープンの前週だった。「ミミは私の最大のサポーター。ゴルフを始めた幼少の頃からずっと一緒に過ごしていた」とレクシー、兄たちとともに練習場やコースに連れて行ってくれたのは祖母だった。

「集中という言葉が正しいか分からないけど、メジャーはとくに一生懸命だった。これをこうしなければいけないとか考え過ぎていた。自分を信じていつも通りに戦うしかない。そして勝てたら素晴らしい」と、臨む姿勢を変えた。そして「リーダーボードも見ないことにした。自分のゲームだけ、自分の気持ちだけに集中する。ボードはキャディーが見ているからそれでいい」と話す。

「もし祖母が生きていたら…、『がんばってこい。勝ってきなさい』って明日の朝は声援を送ってくれる。だから祖母のためにプレーしたい」。静かな闘志で最終日を戦う。(文・武川玲子=米国在住)

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