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近藤健介の1軍登録は間近? 戦線復帰で攻撃力アップ、どうなる上位打線【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#176】

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近藤健介の1軍登録は間近? 戦線復帰で攻撃力アップ、どうなる上位打線【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#176】

「近藤不在」の期間を若手の成長に

 近藤健介が鎌ケ谷で始動した。GW中の5月4日、打撃練習中に脇腹を痛め、「右内腹筋肉離れ(2度)全治8週間」の診断がついたのだが、2週間も早く2軍戦に復帰を果たした。無理はさせたくないが、ゴーサインが出れば近々、1軍登録もありそうだ。ファイターズは首を長くして近藤復帰を待っていた。淺間大基が殊勲打にいちいち「近藤大師匠早く帰って来てください打法」などとネーミングを施し、メディアを通じてメッセージを発していたくらいだ。
 
 5月17日、楽天戦(鎌ケ谷)、スタメンが発表になってどよめきが起きた。1番センターで近藤健介の名がコールされたのだ。1か月半ぶりの実戦復帰だった。僕は宮西尚生、堀瑞輝(調整のため、登録抹消)の様子が知りたくて鎌スタに来ていた。何というラッキーだ。コンスケの復帰戦に立ち会えてしまった。
 
 球場のファンは僕も含め、皆、復帰はまだ先だろうと思っていた。平日の午後、ほんのわずかな観客だけがその勇姿に拍手を送る。まだコロナ禍の応援制限が解除されないため、大声は出せない。拍手に気持ちを込める。おかえりコンちゃん、待ってたぞー。
 
 1回、トップバッターの近藤は初球を叩いて、左中間を割るツーベースを放つ。いきなりのクリーンヒットだ。素晴らしい。僕は初球を叩いた意味を考えた。まぁ、もちろん好球必打ということなんだろうけど、初球を叩くには叩く準備がいる。頭のなかも身体も戦闘態勢に入ってなきゃいけない。近藤はどちらかというと勝負の遅い打者だ。相手の球筋を見極めて、2ストライクまで追い込まれて勝負する。初球をガツンのイメージがあんまりないのだ。
 
 だから鮮烈だった。近藤の意思表示だ。
 早く野球やりたくてうずうずしてましたよ、というところ。
 
 5月の離脱は大打撃だった。松本剛が気を吐いていたが、どうしても1人じゃマークがきつくなる。松本近藤を並べると相手投手の警戒感が続き、脅威が何倍にもなる。彼の戦線離脱はファイターズの非常事態だった。首脳陣も選手らもそこで肚を決めた。
 
 清宮幸太郎、野村佑希、万波中正のクリンアップが組まれる。「ロマンクリンアップ」と言われたり「三銃士」と呼ばれたりしたが、要はまだ実績の伴わない若者だ。2軍のクリンアップと表現したほうが実態に近い。期待の外国人ヌニエスに目途が立たず、苦肉の策だったと思う。
 
 その「ロマンクリンアップ」「三銃士」が不思議な効果を発揮する。開幕から低迷していたチームがにわかに活気づくのだ。奇妙なことだった。近藤不在のチームのほうが勝率がいい。実際問題、技術的にまだまだで、力不足ではある。が、特に万波がそうだったが、若さにまかせて思いも寄らぬ活躍を見せた。ファイターズは交流戦の時期、若さの勢いで大健闘する。チームにとって貴重な時期だった。「近藤不在」の期間を若手の成長に当てられたのだ。
 
 たださすがに息切れてきた。やっぱり、勢いだけじゃもたないなぁというタイミングで近藤が戻ってくる。干天の慈雨。復帰戦の日は第2打席、ライトライナー(ちょっと詰まる)でアウトになったが、試合勘の不安どころかバッティング好調にさえ見えた。2打席務めて交代。

打線の組み方にバリエーション

 さぁ、そこから2軍戦は可能な限り映像等でチェックだ。脇腹の状態は僕には見当つかないのだが、少なくともバッティングは文句のつけようがない。ていうか、守備も走塁も動けている。もう上げちゃっていいんじゃないかなぁと思ってたら、24日、今度は渡邉諒がイースタンで実戦復帰だ。こちらは右太腿裏の肉離れで2か月ぶりだ。少しずつ戦力が戻ってくる。1軍に合流したらどういう化学変化が起きるだろう。
 
 僕はとりあえず「近藤&松本」を並べる使い方と、バラす使い方を夢想する。並べる効果は前述した通りだ。好打者強打者が並ぶと投手は神経をすり減らし、効果大である。が、バラすのも面白い。
 
 1、上川畑
 2、近藤
 3、野村
 4、清宮
 5、松本
 6、万波
 
 のような上位打線だ。2番と5番に実力者を配する。かつてファイターズのクリンナップが「3番小笠原、4番セギノール、5番稲葉」であったときの稲葉の役割(確実性の劣るスラッガーの後ろを好打者が締める)を期待する。あるいは、
 
 1、松本
 2、上川畑
 3、近藤
 4、野村
 5、清宮
 6、万波
 
 も面白い。組み方はわからないが、戦闘力アップは間違いないのだ。近藤の1軍登録を今か今かと心待ちにしている。まぁ、ホントはここにヌニエスが加わるイメージなんだけどね。

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