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「鳩サブレー」だけじゃない!「豊島屋」のもう1つの鳩形菓子「小鳩豆楽」/人気店の定番スイーツ vol.45

おいしいマルシェ

長年愛される「定番」スイーツ紹介の連載、第45回は、鎌倉銘菓で知られるあのお店の、知る人ぞ知るもう1つの鳩形のお菓子をご紹介します。上品な口どけと可愛らしい姿に心癒されます。

銘菓「鳩サブレー」の誕生ともう1つの“鳩の菓子”

鎌倉の「豊島屋」は、明治27年(1894年)創業。世代を超えて愛される「鳩サブレー」誕生のきっかけは、店を始めて間もない明治30年頃のこと。

初代店主が、店に訪れた外国人の方からいただいた大きな楕円形のお菓子の美味しさに刺激を受けて、新時代のお菓子を創ろうと発奮。当時、日本ではまだ稀少だったバターを使い、ようやく完成させた焼き菓子でした。

かねてから、鎌倉の名刹・鶴岡八幡宮にちなむ菓子を創りたいと考えていたという初代。本殿の掲額の「八」の字のモチーフが抱き合わせの鳩であることや、境内の鳩が子ども達に親しまれていたことから、このお菓子を鳩の形にして、「鳩サブレー」と名付けたそうです。

その後、大正10年(1921年)に、もう1つの“鳩のお菓子”が誕生しました。それが、今回ご紹介する「小鳩豆楽(こばとまめらく)」です。

豆粉が香ばしい干菓子は、鳩の形に特徴あり

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「小鳩豆楽」は、豆粉に和三盆などを混ぜて、木型に打ち上げて作る、小さな一口大のお干菓子です。ふっくらとした可愛らしい小鳩の形。豆の粉を使うことで、香りを楽しんでもらうと共に、「マメに楽しくお過ごしいただくように」との願いを込めているそう。

個包装の紙包みを開くと、5個、いえ5羽の小鳩が現れます。

穀物類から作られた粉と砂糖を合わせて作るお菓子は「落雁」に分類され、米粉が使われることが多いですが、このように豆の粉や麦の粉なども使われます。加熱加工済みのでんぷんを使うのが特徴で、生地を型に押し入れて成形し、乾燥させて仕上げます。

鳩の木型は、「豊島屋」オリジナルで作ってもらったもので、現在は機械で製造していますが、昔は、職人が手作業で型に押し入れる「手打ち」をしていたそうです。

よくご覧いただくと、片面だけではなく、両面が膨らんでいます。このような形を「両面打ち」と言いますが、お干菓子の中でもあまり見られないスタイルです。それだけ技術も必要で手間もかかり、以前の職人さんはとても大変だったとのこと。

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