■恋の名言があふれる会話劇は、アドリブ一切なしで綿密に演出
同作は、同タイトルのコミックスが原作。6月17日に映画が公開すると、SNSで「会話劇がコミカルかつ深い会話劇になっていて抜群に面白い」「掛け合いが楽しい! ずっと見ていたくなる」「会話のテンポ感が最高!」と会話劇の面白さや、「ただただ恋がしたくなった」など恋に対する感想などで盛り上がり始めた。
そこで各キャラクターの恋の名言を場面写真と共に紹介。シェイクスピアや夏目漱石など、過去の著名人の言葉を引用したものから、キャラクターの心からの言葉まで、見ているものが思わず「恋」について考えて、共感してしまう名言ばかりだ。
また、これらの会話劇は全て小林啓一監督によって演出された。俳優陣のせりふの掛け合いシーンは、アドリブは一切なし。ストップウォッチで話す秒数を計りながら、それぞれのせりふを言い切る長さやテンポまで細かく演出しながらシーンを作り上げたという。
西条役の神尾は「小林監督はタイミングやテンポを非常に見ていて、独特な感覚を持っている方だなと感じました。せりふで感情を表現するのではなく、“間”で表現してほしいと言われて」と撮影の様子を明かした。
■キャラクターたちが「恋の定義」を試行錯誤する名言の数々
「恋とは、誰しもが語れるが、誰しもが正しくれないものである」シーロウ・キーター
「恋が文学を作り上げたと言っても過言ではなかろう。恋は宇宙的な活力である。うむ」夏目漱石
「好きという感情は本能から生まれたものではないかと」
「本当に恋なのか、それとも別のものなのかわからんのだ」
「恋って二人でしたいよね」
「恋というものを知りたくて」
「奪ってこそ恋じゃん。恋は戦いじゃん!」
「誠の恋をする者は、みな一目で恋をする」シェイクスピア
「これが深い嫉妬心なのですね。なるほど、これほどの強い感情ならばミステリの類で殺人の動機となるのも頷けます」
「あ、私、この人好きだわって思えばそれでしょ? それが恋でしょ?」
■4人の大学生が「恋の定義」を巡って大論争する「恋の光」ストーリー
「恋する女性が光って視える」という特異な体質を持つ大学生・西条(神尾)。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲(平祐奈)と出会い一目惚れ。“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。
そんな2人の様子は、西条にずっと片思いをしている幼なじみの北代(西野)の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木(馬場ふみか)は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で「恋とはなんぞや?」と考えはじめ、やがて不思議な四角関係になっていく。