およそ3400年前に栄えた古代都市の遺跡が突如として出現し、大きな注目を集めています。
遺跡が発見されたのはイラクのクルディスタン地方。もともとチグリス川の中にありましたが、気候変動のためにここ数か月の間にイラクは干ばつに見舞われ、農作物を保護するべくチグリス川の貯水場から大量の水をくみ上げ。そのために川の水位が下がって古代都市が出現したとのことです。
遺跡からは陶器やくさび形文字が刻まれた粘土板などを発見。この遺跡は紀元前1550年から栄え、北イラク、北シリア、トルコや地中海、東地中海方面など広大な地域を支配したミタンニ帝国の時代のものだといわれており、発掘したドイツ人の考古学者チームによると高層の宮殿や建築物などの古代都市だとか。
国士舘大学21世紀アジア学部附属イラク古代文化研究所の小口裕通さんの話では、ミタンニ時代の拠点といわれる場所は発見されておらず、この地域に当時の遺跡がひとつあったということは歴史的観点から重要だと思うとのことです。
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