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昨年は母の日、今年は父の日V 孝行娘・西村優菜が17バーディで圧勝

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昨年は母の日、今年は父の日V 孝行娘・西村優菜が17バーディで圧勝

<ニチレイレディス 最終日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6527ヤード・パー72>

上がり4ホールで3バーディを奪ってみせた。最後は圧巻の強さでライバルたちを振り切り、笑顔を咲かせた西村優菜。今季初優勝を決めた晴れやかな表情が、梅雨の合間に晴れ渡った千葉の空の下で輝いた。


2000年度生まれのプラチナ世代・ミレニアム世代と呼ばれる強者ぞろいの世代代表格。20年10月に初優勝を挙げると、昨年5月には「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で2勝目を飾った。そして9月には2週連続優勝。順風満帆だったプロ生活も、その後は勝利から見放された。

「長く感じましたね。焦りはありました。ゴルフが悪くなっていったわけではないけど、早く優勝したいというのを抑えるのが難しかった」。今年は苦しい時期が続いた。上々の成績では納得出来ず、優勝という結果が出なかった期間を振り返った。

「悪くないけど勝てない。どこかに悪さがあるから勝てない。バンテリンの時にプレーオフで負けてしまって、その前も優勝争いをして負けていて、それが次の優勝争いに響いたら嫌だなと思って、悩んでいました」

開幕戦から3位、7位、2位と好調な滑り出し。4月の「KKT杯バンテリンレディス」では最大のチャンスを迎えた。ところが単独首位でスタートした最終日にスコアを伸ばせず後続に追いつかれた。勝負は4人によるプレーオフへ。舞台はパー5で、2オンを狙ってくるライバルたちに対し、飛距離で劣る西村は3オンのバーディ狙いとなり1ホール目で脱落。「悔しかった」と唇を噛んだ。

その後も安定感は抜群ながら頂点が見えてこない。そんなときに世界ランキング上位の資格で「全米女子オープン」に出場。ここでも予選落ちを喫し、さらなる悔しさを味わった。今季の目標は海外メジャーで結果を残すこと。それができない悔しさがこみ上げ、帰国の途についた。

ただ、この全米の戦いが西村のプレーを変えた。喜怒哀楽を前面に出すことなく、『海外選手は淡々とプレーしている』。そんな世界ランカーたちのプレーぶりが参考になったという。

帰国後2戦目。連戦となっているなかでも、「元気です!」と2日目までにスコアを伸ばし、首位タイで最終日に突入した。途中、首位の座から陥落して2打差をつけられたが、「今週はパターが入ってくれた」と要所でしぶといパットを沈め、ついに15番のバーディで森田遥を逆転。17番パー3ではティショットを50センチにつけて勝負あり。18番もダメ押しのバーディと、圧倒的な逃げ切り。終わってみれば、3日間17バーディでボギーはなし。3打差の圧勝に「シンプルに楽しかった」と振り返る。

「ボギーが来ても切り替えようと思っていました」と気持ちにも余裕があった。同組の選手を相手にするのではなく、単純に、淡々と、そして楽しくプレーした。「バックナインに入ったところから勝ちたいなと思っていました」と勝利を強く意識する中で、崩れるどころか、圧巻のラストスパートでゴールテープを切ったのもそんな気持ちの結果だ。

昨年5月の母の日Vに続き、きょう6月19日は父の日。「父は家でハラハラドキドキしていたと思います。両親に感謝しています」と最高のプレゼントを贈ることができた。

これで世界ランキングもいまの49位からさらに上がるのは確実。27日時点で50位内をキープしていれば、来月の「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」と8月の「AIG女子オープン」(全英)出場が決まる。「いいイメージを記憶して次につなげたい」。この優勝で、新たなビクトリーロードを築き、海外メジャーで好成績を残しにいく。(文・高桑均)

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