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キスマイのバラエティ担当2人、ジャニーズからクビ宣告されていた?

リアルライブ

 現在5大ドームツアーの真っ最中であるKis-My-Ft2(以下キスマイ)。2021年にデビュー10周年を迎え、2022年は1月からのアリーナツアーに続いてドームツアーを回る超売れっ子だ。この数年は北山宏光、千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、二階堂高嗣の7人それぞれが趣味や経験を生かしてピンの仕事が増加。グループでも地上波レギュラー、CM、ラジオを堅持しており、デビューから11年がたっても誰ひとり抜けることなく、仕事の幅は右肩上がりだ。

 そんなキスマイの前身グループ名は「Kis-My-Ft」。「2」担当の二階堂が加入して、現在の体制になった。ちなみにグループ名は、メンバーの頭文字。Kiは北山、sは千賀、Mは宮田、yは横尾、Fは藤ヶ谷、tは玉森。2010年からCDデビューする翌11年のおよそ1年間は激動だった。二階堂と横尾が干されていたのだ。古参のアイドルライターが言う。

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 「旧キスマイはKAT-TUNのバックダンサー。KAT-TUNのワイルドでオラオラ系のDNAを伝承していました。でも、10年に東西ジャニーズJr.の登竜門であるミュージカル『少年たち~格子無き牢獄』への出演が決まったとき、二階堂さんと横尾さんが外されました。しかも横尾さんは、公演期間中にほかの仕事を入れられるという用意周到ぶりでした」

 同舞台を鑑賞しようとすると、「いま来られると困る。メンバーには会ってほしくない」と衝撃的な理由で担当マネージャーから断られた横尾。ジャニーズ熱が完全に冷めてしまい、CDデビューが決まった後、藤ヶ谷に「やめる」という決意を口にしている。

 そもそも横尾は、入所時から歓迎されていなかった。オーディションでは、横尾に付き添ってきた兄に向かってジャニー喜多川氏(87歳没)が、「キミも受けなさい」と明らかにお気に召した様子。しかし兄が、「僕はやりたいことを決めているので、弟に託したい。弟を見守ってください」と断ったことで、横尾がたなぼた的にチャンスをつかんだ。

 入所後もジャニー氏は、まだ子どもの横尾に向かって、「ほんとはお兄ちゃんの方を入れたかった」と明言している。デビュー時もジャニー氏は、二階堂と横尾を除いた5人編成を想定していた。ところが、ジュニア時代にずば抜けた人気を誇った北山と藤ヶ谷が、「7人でデビューさせてほしい」と直談判。ジャニー氏から「覚悟はあるの?」と確認されても決意が固かったため、晴れて7人でのデビューとなった。

 首の皮一枚でつながった横尾も今では、ダウンタウンの浜田雅功がMCの大人気バラエティ「プレバト!!」(MBS・TBS系)の常連で、俳句査定では2度も優勝。ジャニーズで唯一、1級マグロ解体師とペット介護士の資格を取得して、亀のスピードながらもソロで販路を切り開いた。何度もNGを食らった男の肝の据わり方はハンパないのだ。

(伊藤由華)
 
   

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