「ここ数年、ずっと気にはなっているけれど、どこから手をつければいいのかしら……」
いま読者世代の多くから聞こえてくるのが、こんな実家の「家じまい」についての悩みの声だ。
親が施設に入ったり、他界してしまったりしたあとも実家を放置していると、倒壊や不審火などの被害も懸念される。年々、空き家率が上昇するなか、「早めに着手しなければ」と思いながら、モヤモヤを抱えている人も多いだろう。
広告の後にも続きます
地元との縁が切れてしまうことへのためらいや、遠方の実家に手をかける時間がないなど、家じまいに着手できない理由は人それぞれ。
そんななか、「いつかは地元に戻る可能性もあるかもしれない」という長年の思いを断ち切り、家じまいをやり遂げたのがタレントの松本明子さんだ。
あるじを失った実家を放置しておけば、思いもよらない出費がかさむだけでなく、残されたきょうだいの間での不和の原因にもなりかねない。そうした事態を避けるためのヒントはどこにあるのか。松本さんの体験談に耳を傾けてみよう。