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複数の殺し屋を雇い妻を殺害したAmazonの元CEO、現在逃亡中

カラパイア


 毎年11月25日は、国連が定める「女性に対する暴力撤廃の国際デー」だ。2019年のこの日、メキシコで1人の女性が銃殺されるという悲劇が起こった。

 犯人として国際指名手配されているのは、メキシコのAmazon元CEO(最高経営責任者)だったファン・カルロス・ガルシアだ。

 現在も逃亡中のガルシアは、複数の殺し屋(ヒットマン)を雇って、妻を殺害した容疑に問われている。

殺し屋が法廷で暗殺を依頼されたことを証言

 今年6月6日、メキシコでアブリル・ペレス・サガオンさんが2019年11月25日に殺害された事件の裁判が開始した。

 法廷に立ったのは、アブリルさん殺害に関わったとして逮捕された8人の容疑者の1人で、アブリルさんを銃殺した容疑で起訴された殺し屋(ヒットマン)だ。

 男は、2015年に最初のメキシコAmazonオフィスに CEOとして任命されたファン・カルロス・ガルシアから18万メキシコペソ(約120万円)で妻殺害を依頼され、成功すれば更に5万ペソ(約34万円)の報酬を支払うことを約束されたと法廷で証言した。

image credit:Perez’s Facebook account

妻は家庭内暴力被害を受けていた

 事件は、2019年に遡る。3人の子供の母アブリルさんは、同年1月に就寝中突然ガルシアにバットで頭部を強打された。

 更に、頬を鋭い刃物で切りつけられ首を絞められていた時、ガルシアを必死に止めた息子のおかげで、アブリルさんは開いていた窓から逃げ出すことができた。

 夫に殺されそうになったという通報をアブリルさんから受けた警察は、ガルシアを拘留した。

 だが、結局「殺人未遂を意図する十分な証拠がない」とした裁判所が、アブリルさんの告発を「DV(家庭内暴力)」に格下げし、ガルシアはその後釈放となった。

 しかし、身の危険を感じたアブリルさんは、子供たちと一緒に自宅のあったメキシコシティから北部のヌエボ・レオン州へと移住。

 ガルシアとの離婚が成立した裁判所に訴え出て、ガルシアにはアブリルさんへの接近禁止命令が出された。

image credit:Juan Carlos Garcia/Twitter

車に乗っていたところ殺し屋に銃で撃たれる

 1月にガルシアによる殺人未遂を告発し、大きな精神的ダメージを負っていたアブリルさんは、裁判所からガルシアに対する主張の調査の一環として心理検査を要求され、11月25日に飛行機でメキシコシティの私立病院へ飛んだ。

 だが、これが悲劇の日となった。弁護士と子供2人が同乗した車に乗っていたアブリルさんは、信号待ちの時に突然銃で撃たれ、その夜病院で死亡した。

現在逃亡し、国際指名手配中

 ガルシアは、アブリルさんが殺害された数日後にアメリカに逃亡したとみられている。

 地元メディアによると、逃亡中のガルシアはメキシコシティの市長に自身の無実を主張する手紙を送付したという。

 そこには、「父親として、私は子供たちがこのようなことを経験することを望んでいませんでした。それは子供たちに影響を与え、私たちの生活を変えました。」という内容が記されてあったそうだ。

 だが、今回の法廷で殺し屋が証言したことでも、ガルシアがアブリルさんを殺害するよう命じ、子供たちから母親を奪ったことは間違いない。

 警察は、国際刑事警察機構と協力し190か国で逮捕状を発行してガルシアを国際指名手配中だが、4年経った今でもガルシアは逃亡を続けており、所在不明となっている。

References:Ex-CEO of Amazon Mexico Paid $9,000 to Have His Wife Killed, Hitman Says/ written by Scarlet / edited by / parumo

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