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畜産大国ニュージランドで、牛や羊などの家畜に「ゲップ税」

カラパイア


 地球温暖化の要因の一つとされる温室効果ガス。その発生源の多くを占める家畜のげっぷを抑制する研究が各国で進む中、畜産大国ニュージランドが6月8日「ゲップ税」なるものの導入案を公表した。

 わかっているとは思うが月賦ではない、胃の中に溜まった空気が食道から出てくることで起こる生理現象の方だ。

 前代未聞のこの案が決定すれば、同国では2025年から牛や羊が出すゲップが課税対象になり、畜産農家がその税金を納めることになる。

 牛の数が人口の2倍、羊は人口の5倍を超えるニュージランドの畜産業にとって深刻な負担になるが、その税収は温暖化対策の研究費にあてられるという。



ニュージランドが牛や羊が放出するメタンガスに課税案を公表

 今月8日、ニュージランドで未来を見据えた大胆な課税案が公表された。

 豊かな土地と地形を生かし、世界屈指の畜産酪農大国として輸出を行ってきたニュージランドが、牛や羊が放出するメタンガスなどに新税を課す意向を示したのだ。

 地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの削減は、世界規模の課題であり同国も以前から取り組んできた。

 そして政府はこれまで免除していた畜産農家にも税金を課し、より持続可能な未来の実現を目指すという。

Photo by Andrea Lightfoot on Unsplash

人口より多い家畜のげっぷに課税。一部に報奨金制度も

 ニュージランドの人口はわずか500万人。対して牛は1,000万頭、羊はなんと2,600万頭もいる。

 それらの家畜すべてに「げっぷ税」が課されれば農家の負担は確実に重くなるだろう。

 現時点で具体的な税率などははっきりしてないが、初期の案ではメタン2ポンド(約1キログラム)ごとに0.11ニュージーランドドル(約9.42 円)、二酸化炭素または亜酸化窒素2ポンドごとに0.40 ニュージーランドドル(約34.24円)だったそうだ。

 ただし家畜に飼料添加物を与える農家には、報奨金が出るなど実質減税のような制度もあるという。

 その添加物の詳細もまた不明だが、牛などに食べさせるとメタンが減る成分(関連記事)を指すもよう。

Photo by Christina Maiia on Unsplash

決まれば2025年以降から。税収は研究資金に

 課税の最終決定は2022年12月が予定されており、決まれば2025年以降から「げっぷ税」が始まる。

 なおこれらの税収は、農業の研究、開発、および経営のプラスとなるコンサルティングサービスの資金に使用される予定だ。

 農家に厳しい課税となるが、この案を兼ねてから推奨するニュージーランドのエネルギー資源大臣は「これは一時的なもので、得られた研究は増産にも役立つ」と前向きな姿勢だ。

 メタンといえばげっぷだけでなく、おならや排泄物も対象になりそりそうな気もするが、そのへんどうなのだろう。

 持続可能な開発目標、SDGs達成へのリアルというかなんというか。つきつめてくといろんな取り組みが具体化していくものなのね。

 でもって将来的には人間も対象になったりして。おならならバラの香りにするサプリとかオナラを消臭するバナナ型のグッズとかあるけどメタン抑制になるかしら?

References:designtaxi /written by D/ edited by parumo

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