漫画『HUNTER×HUNTER』の作者・冨樫義博氏を名乗る人物が、24日にツイッターを開設したことが大きな話題となっています。
冨樫氏のツイッター開設が話題に
24日、冨樫氏を名乗るアカウントは「とりあえず4話」とのメッセージを添え、漫画の原稿と思われる写真と投稿。これを受け、ツイッターでは本物かどうかの議論が巻き起こり、「冨樫先生」がトレンド入りするなど、大きな注目を集めました。
その後、『ワンパンマン』の村田雄介氏が「ご本人とのことでした」とツイート。さらに、ORICON NEWSが集英社に取材したところ、「本人のものだと伺っております」との回答があったと報告したことで、本物と確定した状態になりました。
冨樫氏のツイッターのフォロワー数は、開設から1日で132万人まで達しています。
とりあえずあと4話。 pic.twitter.com/OwoB4ljp1x
— 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) May 24, 2022
YouTuberで一番喜んだのはこの人か
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『週刊少年ジャンプ』で連載されている『HUNTER×HUNTER』は、2018年11月から現在までずっと休載中。これまでもツイッターでは「HUNTER×HUNTER」や「連載再開」がトレンド入りすることが何度もあったものの、その度に期待を裏切られるのが半ば“お約束”のようになっていました。
今回作者のツイッターアカウントが開設された上、執筆作業の進捗が報告されたことで、ファンは「いよいと連載か再開か!?」と盛り上がりを見せていますが、YouTube界で一番喜んだのは「樽江突撃」(登録者数2.9万人)かもしれません。
樽江は2020年1月16日、「ハンターハンター連載再開まで一日一万回感謝の正拳突き」の投稿を開始しました。連載再開を願って、空手着姿の樽江がひたすら正拳突きを繰り返すというものです。
原作オマージュの正拳突き
“1日1万回感謝の正拳突き”というのは、作中に登場する「ネテロ」というキャラクターにちなんだものだと考えられます。
ネテロは46歳の冬、自身の肉体と武術に限界を感じ、悩みに悩み抜いた結果、自身を育ててくれた武道への「感謝」の気持ちに辿り着き、その武道に恩を返すという意味で毎日1万回感謝の正拳突きをおこなうことを決意。
「気を整える・拝む・祈る・構える・突く」という一連の動作を1日1万回、それを数年続けた結果、50歳を越えた頃には1セットあたりの所要時間が1時間を切った、というエピソードがあります。
「山を下りた時 ネテロの拳は 音を置き去りにした」というナレーションは、ファンの間では有名なものとなっています。
アカウント開設受け、感謝の1万回正拳突き
さすがに現実世界で1日1万回は無理があったのか、樽江は1日目の翌朝「起きたら腕が動かなかった」として「1万回」を「1000回」に減らすことに。
この“1000回の正拳突き”は、現在までなんと860日間も続いており、すでに道着はボロボロ。一方で樽江の正拳突きは当初と比べてキレが圧倒的に向上しており、「風を置き去りにした」とも言われるほどとなっています。