話題の独占告白・第8弾は、入門時から白鵬を身近で取材してきたカメラマン、橋田ダワー氏。モンゴル生まれで、日本人女性との結婚を機に、日本に帰化。モンゴルへの帰省にも同行し、白鵬からはアニキと呼ばれ、慕われている。
「最初に会ったのは2001年6月。相撲教習所の取材でした。真ん中の最前列に安馬と肩を並べて座っていましたね」とダワー氏。
思い出すのは、2021年7月18日大相撲名古屋場所、千秋楽である。
「東土俵の下から立ち上がる前に、土俵を抱くような姿勢で両手を土俵につけ、目を閉じて数秒間額を土俵につけた」。この白鵬の所作について「モンゴルでは、大切なものと別れる時や神々に敬意を払う際の所作」であるとし、「現役最後の取組だ」との思いが駆け抜けたという。