1カ月前から大宣伝を打ったにもかかわらず、いったいなぜ、こんな白けたイベントになってしまったのか。
主催者側の中央競馬会関係者に取材すると、
「4月の段階でプロデューサーから決定の連絡を受けたのですが、増田さん(ケイ)サイドが新曲のキャンペーンのため、スケジュールを入れていなくて…」
つまり、プロデューサーの連絡ミスが原因で、土壇場になって主催者側が増田サイドに泣きついて「なんとか、プロモーションの一環だと思って出てもらえないか」という流れで、この日に至ったようなのだ。
むろん、ピンク・レディーには何の罪もない話だ。だが、再結成を待ち望んでいたファンはガックリ。「ユーフォー」という言葉を聞くたび、府中でのあのシーンが蘇る。
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山川敦司(やまかわ・あつし):1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。