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【開幕2カ月採点】楽天75点、ソフトバンク70点、日本ハム55点…パ・リーグ6球団の評価は?

週刊ベースボールONLINE

開幕してから約2カ月が経過したパ・リーグ。5月24日からは交流戦も始まるが、果たして各球団は順調にペナントレースを進むことができているのか。パ・リーグ6球団の戦いぶりを100点満点で採点した。
※記録は5月23日現在

東北楽天ゴールデンイーグルス



島内の前にランナーをためる形をつくって得点を重ねたい

1位・楽天 75点

 開幕からスタートダッシュに成功し、さらに4月下旬から球団新記録となる11連勝をマーク。ただし、このあとがいけない。直後に4連敗を喫すると1勝を挟んで2連敗、1勝を挟んで3連敗と一転して低空飛行を見せた。5月の成績に限って見れば、10勝9敗と辛うじて貯金を一つ保っているという状況だ。打線の低迷がチーム状態に直結している。5月20日からのオリックス戦(楽天生命パーク)では2試合連続完封負けとわずか1得点。相手がセ・リーグに変わる交流戦では、一番・西川遥輝が再び得点機を演出し、浅村栄斗、島内宏明につなぐ形を取り戻したいところだ。

福岡ソフトバンクホークス



5月に入り、打撃が絶好調の今宮は頼もしい存在だ

2位・ソフトバンク 70点

 4月27日から4連敗後に7連勝、その後3連敗と、アップダウンがありながらも、何とか首位・楽天に1.5ゲーム差の2位と食らいついている。リーグトップのチーム打率.264を誇る打線の中で、5月に入り絶好調なのが今宮健太だ。月間打率は驚異の4割超え(.426)。二番や下位打線から攻撃にアクセントを加えている。3・4月はなかなか調子の上がらなかった柳田悠岐、Y.グラシアルの中軸コンビも、ここに来て浮上の兆しあり。やはり打たないことには勝利はつかめないだけに、攻撃陣は交流戦に入ってもこの調子をキープしたい。投手陣は守護神・森唯斗離脱後も又吉克樹、藤井皓哉らを中心にリリーフ陣が奮闘している一方で、先発陣、特に千賀滉大が2連敗後、右ヒジの張りで登録を抹消。交流戦のスタートにエースを欠くことになった。5月に入ってノーヒットノーラン達成など好投が続く東浜巨を中心に試合をつくってリリーフ陣の負担を軽減していくことも、交流戦をいい形で乗り切るカギとなりそうだ。

オリックス・バファローズ



新助っ人のJ.マッカーシーに当たりが出ているのはプラス材料だ

3位・オリックス 60点

 エース・山本由伸はリーグトップタイの5勝、山岡泰輔、宮城大弥がともに3勝と徐々に先発投手に白星が付いてきたが、田嶋大樹が1勝、山崎福也が未勝利と、先発陣の勝ち星が伸び悩んだことこそが、序盤戦の苦闘ぶりを物語る。ただ、問題は投手陣ではなく、援護する野手陣だ。昨季の本塁打王・杉本裕太郎が開幕から不振に陥り、新型コロナウイルスの陽性の反応が出て、福田周平、宗佑磨らが相次いで離脱。主力を欠く中で、打線の低調ぶりで5月に入って7連敗と浮上し切れず。吉田正尚も新型コロナの陽性反応&故障離脱と、さらなる苦戦が予想されたが、ここに来て大城滉二、中川圭太、新助っ人・J.マッカーシーに当たりが出始め攻撃力が上向いた。交流戦からの巻き返しへ。投手陣は強固だけに、どれだけ得点を奪えるかがカギ。先取点を奪えれば、勝機は見えてくる。

埼玉西武ライオンズ



西武は投手陣が踏ん張っている[写真はクローザー・増田達至]

4位・西武 65点

 開幕直前に今井達也、直後に山川穂高、森友哉が離脱。さらに5月上旬には自打球を当て右足舟状骨骨挫傷で源田壮亮の名前がラインアップから消えた。今井、森、源田は交流戦前までに一軍復帰できず、新型コロナウイルスでも主力がたびたび離脱とベストメンバーがそろわないなかで借金2の4位という結果は合格点だろう。特に力を発揮しているのは投手陣だ。4年連続チーム防御率がリーグ最下位だったが、今季はここまで2.48とリーグトップの数字を誇る。強力投手陣が何とか踏ん張り、得点能力の低い打撃陣をカバーした。交流戦からは森、出産立ち会いで帰国していたブライアン・オグレディ、新型コロナ陽性判定の呉念庭が復帰予定。打線で役者がそろいつつあり、一気に反転攻勢をかける。

千葉ロッテマリーンズ



荻野の不在の穴を見事に埋めている高部

5位・ロッテ 40点

 石川歩、エンニー・ロメロが開幕直後は好投し、高卒3年目の佐々木朗希は圧巻の快投を続ける。小島和哉は粘投しながらいまだ未勝利も、先発ローテーションは奮闘する中、レオネス・マーティン、ブランドン・レアードの両助っ人砲が低調で開幕ダッシュに失敗した。とはいえ、昨季の盗塁王&最多安打者の荻野貴司が故障で不在の状況を高部瑛斗がリードオフマンを務めてカバー。打線を勢いづかせ、佐藤都志也も強打を武器に本職の捕手のほか一塁手として出場と明るい材料もある。先制された試合は1勝21敗と、追う展開になれば苦戦を強いられるだけに、いかに先行逃げ切りの展開に持ち込めるか。借金6からの巻き返しへ。交流戦からの反攻は先取点がポイントだ。

北海道日本ハムファイターズ



エース・上沢も5月に入り3連勝と復調している

6位・日本ハム 55点

 交流戦前まで18勝27敗、借金9と依然として最下位に沈むが、5月は9勝8敗で貯金をつくり、リーグ2位の月間勝率.529と上昇ムード。3位・オリックスまで3.5ゲーム差に迫っている。上昇の要因は投手陣の復調だ。4月まで4点台だった防御率は5月には2.70までアップ。開幕以来勝ち星のなかったエース・上沢直之が5月に入り3連勝と本来の調子を取り戻したことが大きい。45試合で一度も同じオーダーのない打線は調子の波こそあるものの、昨季リーグ最少だったチーム本塁打数が38本と断トツの1位。中軸に清宮幸太郎、野村佑希、万波中正を固定するなど、将来を見据えたBIGBOSSの野球が形になりつつある。打率&盗塁2冠と好調をキープする松本剛の貢献度も絶大だ。

写真=BBM

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