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和菓子老舗が突然廃業… 取引先の倉庫には5.8万個の菓子箱が 社長「なんの一言も無く」

ABEMA TIMES

 東京・武蔵村山市にある創業74年の和菓子店・紀の国屋。看板商品の最中などが多くの人に親しまれ、多摩地区を中心に約20店舗を展開してきた。

【映像】倉庫に埋め尽くされた菓子箱

「本日をもって廃業させていただくことになりました。多くのお客様に支えていただきましたが、力が至らず残念な結果となってしまいました」

 16日、店先に貼られた「閉店のお知らせ」。老舗和菓子店の突然の廃業に利用客は次のように話す。

70代男性:「なくなるって聞いてびっくりした。いつもここ通りなので、小銭があったらだいたい2個くらい買うので」

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50代女性:「とてもおいしかったです。近所にやっぱりちょっとこういうおいしい和菓子屋さんがあるのは、やっぱり年配の方とか楽しみにしてる方もいらっしゃるし…。とても残念です」

 若者の和菓子離れが指摘されるなか、紀の国屋も顧客の高齢化により、売り上げが徐々に下がっていた。それに加え、コロナ禍による手土産需要の減少、砂糖など原材料の高騰が収益を圧迫したという。

 突然の廃業は取引先にも影響が――。62年間、紀の国屋の菓子箱を造ってきた池田屋紙器製作所の倉庫は、和菓子を入れる菓子箱で埋め尽くされている。紀の国屋から廃業の連絡は一切なく、約5万8000個の在庫が行き場を失っている状態だという。社長は次のように述べる。

「うちのお客さんとしては、(紀の国屋に)半分近い売上を養ってもらったが、急になんの一言も無くやめた。『なんで?』というのが本音だが、やっぱり一言もなかったので。孫がじいちゃんが大変だから、いいかなって言ってSNSにやってくれたけど、やったら広がっちゃった。ネットのおかげでお客さんが来て、持っていきました。 後先はまたなにか考えていきたいなというのが本音」

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