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エムバペのパリSG残留に各方面の反応は!? マドリーの怒り、ライバルの嘲笑、そして新たな照準も――。

THE DIGEST

エムバペのパリSG残留に各方面の反応は!? マドリーの怒り、ライバルの嘲笑、そして新たな照準も――。

 レアル・マドリー加入が目前とされていたキリアン・エムバペが、一転してパリ・サンジェルマンとの契約を3年間延長したのは、世界に大きな驚きを与えるとともに、小さくない物議を醸した。

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 パリSGの公式サイトで「パリSGとの契約延長を決断したことを発表する。もちろん、嬉しく思っている。ハイレベルでのパフォーマンスを発揮するのに必要なものを全て与えてくれるこのクラブで、今後も成長を続けられると確信している――」と声明を発した23歳のフランス代表FWは、またナセル・アル・ケライフィ会長に対して「信頼、理解、忍耐に感謝したい」と語った。

 このカタール人会長にとって、この“忍耐”は満足のいく形で報われただろう。だが、エムバペの到来を長く待ちわびていたマドリーにとっては最悪の結末であり、失望は彼への怒りに変化した。同クラブのフロレンティーノ・ペレス会長に関しては、エムバペから残留の意志を示すメールを受けて、「怒り狂った」(スペイン・メディア『DEPORTES CUATRO』より)、「『頑張って』と返信した」(スポーツ紙『MARCA』より)と様々な報道がなされているが、ファンの怒りの声はSNS(エムバペやパリSGのアカウントも含めて)でいくらでも見つけられる。

 エムバペの母国の先輩であり、マドリーに勧誘していたといわれるカリム・ベンゼマは自身のSNSに米国の伝説のラッパーである「2パック」の写真を公開したため、これが後輩への失望や怒りを示していると指摘されている。
  一方、以前から「もしエムバペが残留を選択するなら、彼は世界一裕福な選手にはなれない。マドリーのチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇を目撃する彼は、最も貧しい選手となるだろう」と“警告”していたスポーツ紙『AS』のマドリー担当記者のトーマス・ロンセロ氏は、後に「エムバペは“敗者”となることを選んだ」と痛烈に批判した。

 そして、その発言で再三物議を醸しているラ・リーガのハビエル・テバス会長は「近年に莫大な損失を出した後で、エムバペと天文学的な金額で延長するというパリSGの行為は、サッカーに対する“侮辱”であり、アル・ケライフィ会長は『スーパーリーグ』と同じくらい危険だ」とSNSで怒りを表わした後、今後はラ・リーガの公式声明として、パリSGを「欧州サッカーの経済の安定を壊す行為」と提訴すると発表している。 しかし、ラ・リーガやマドリ―の怒りに対しては同調する声が多く寄せられる一方で、国内外から冷ややかな目も向けられている。フランス紙『L’EQUIPE』は今回の件に加え、同日に女子のCL決勝でリヨンがバルセロナを下した件に触れ、「フランス2-0スペイン」との見出しで“挑発”。また、マドリーの宿敵バルセロナの地元紙『MUNDO DEPORTIVO』は「マドリーは拒絶され、フロレンティーノは再び、最も欲していた『銀河系』を獲り損なった」と皮肉った。

 メキシコの『TELEMUNDO Deportes』も「パリSGは最大の勝者となり、マドリーは手ぶらで取り残された」と報道。一方、SNSでは反マドリーのファンによる「エムバペと(アーリング・)ハーランドの両方と契約するつもりが、どちらも獲れずに取り残された」「嘲笑と歴史的な屈辱」「エムバペをパリSGに5年間貸し出しているかのように振る舞っていたマドリー(笑)」「移籍市場の歴史において一番可笑しかった」などのからかいコメントが多く見つかっている。

 対して米スポーツ専門局『ESPN』は、これまでの歴史において欲しい選手はほとんど獲得してきた感があるマドリーが過去に取り逃がした「10人のスター」として、ズラタン・イブラヒモビッチ(インテルからバルサへ)、ディディエ・ドログバ(チェルシー残留)、ダビド・シルバ(バレンシアからマンチェスター・シティ)、ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド残留)、フランチェスコ・トッティ(ローマ残留)、スティーブン・ジェラード(リバプール残留)、ポール・ポグバ(マンU残留)、ネイマール(パリSG残留)、ダビド・ビジャ(バレンシアからバルサ)、セスク・ファブレガス(アーセナルからバルサ)らの名を挙げた。

「逃した魚」はあまりに大きく、現地メディアはエムバペ獲得失敗を簡単に忘れ去ることはできないようだが、一方で『MARCA』は新たな補強にも目を向けている。彼らはチーム強化のためのターゲットとして、モナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22歳)をピックアップ。エムバペとは異なるMFの選手だが、マドリーの専門メディア『THE REAL CHAMPS』は「エムバペほどのFWは他にいないため、他のポジションの強化でカバーする必要がある」と指摘した。
  最後にパリSG側のニュースでは、フランスのメディア『TeleFoot』が「エムバペの残留により、パリSGには多くの変化が施され、スポーツディレクターのレオナルドと監督のマウリシオ・ポチェティーノは即解任されるだろう。しかし、パリSGが新たなプロジェクトにおいて監督として招聘したいと考えるジネディーヌ・ジダンは、現時点でカタール・ワールドカップ後のフランス代表を率いること以外に興味を示していない」と報じている。

 また、フランスのラジオ局『RMC』は「パリSGのオーナーであるカタールのグループは、すでにジダンと交渉の場を持ったものの、ジダンは母国の代表チームの指揮を決意しており、この考えを変えるとすれば、現代表監督のディディエ・デシャンが契約延長を交わした時だけだ」と記述。エムバペ残留には成功したパリSGだが、理想の組織を作り上げるには、まだ多くのハードルが待ち受けているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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