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北海道沖に眠る空母「大鳳」を沈めた潜水艦アルバコア ニコニコ生放送で海底探索を生中継

おたくま経済新聞

 第二次世界大戦では多くの潜水艦が損失しており、日本だけでなくアメリカでも50隻以上もの潜水艦が沈みました。そのうちの1隻、北海道恵山岬沖に沈むアメリカ潜水艦アルバコアの海中探索の模様を「ニコニコ生放送」で、2022年5月25日午前5時よりライブ配信することとなりました。

 1944年6月のマリアナ沖海戦で、初陣の空母「大鳳」を雷撃で撃沈した経歴でも知られる潜水艦アルバコア。どのような姿で沈んでいるのでしょうか。

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 潜水艦アルバコア(SS-218)は、1942年2月17日に進水したガトー級潜水艦の7番艦。1942年6月1日の就役以来、太平洋を担当区域として活動しました。

 第二次世界大戦中、アルバコアは13隻の艦船を撃沈、ほか5隻に損傷を与える活躍を見せました。これは排水量換算で第二次世界大戦中におけるアメリカ潜水艦の最多記録。この中には軽巡洋艦の天龍(1942年12月)、駆逐艦の大潮(1943年1月)と漣(1944年1月)、空母の大鳳(1944年6月)が含まれます。

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 アルバコアの戦歴で最も注目されるのは、1944年6月のマリアナ沖海戦における日本機動部隊(司令官:小沢治三郎中将)の旗艦、空母大鳳の撃沈でしょう。これが新鋭空母として初陣となった大鳳に対し、アルバコアは6本の雷撃中1本が命中、これが艦載機用のガソリンタンクを損傷させて、大爆発から沈没への要因となりました。

 戦歴を通じて幾度も表彰を受けたアルバコアでしたが、最後の時が訪れます。1944年10月28日にミッドウェー島で給油を受け出港した後の11月7日、津軽海峡の東口にあたる北海道の恵山岬沖で敷設されていた機雷に接触。爆発で損傷を受け沈没したとみられています。

 この時、民間から徴用した特設掃海艇が機雷の水中爆発音を聞いており、その後海面に浮かび上がってきたアメリカ軍の物資を回収していることから、かなり正確にアルバコアの沈没位置が判明しています。日本近海で戦没した潜水艦の中では、非常に珍しい例といえるでしょう。

 アルバコアの海中探索を行うのは、海中調査技術や海中活動の普及と振興を目指して設立された一般社団法人ラ・ブロンジェ深海工学会。無人潜水調査艇(ROV)など最新の海中調査技術を駆使して海底に眠るアルバコアを探し出し、その位置と現状を明らかにするとともに、艦と運命をともにされた方々の慰霊を行うとのことです。

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