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ピカソの「ゲルニカ」を見る前に、「パエリャ」を食べたい!

幻冬舎ゴールドライフオンライン

生憎、天気は雨まじりで寒くなっていた。芸術センター入口の案内版を見ると、館内はたくさんの展示室に分かれており「ゲルニカ」の展示室は随分奥にある。それにレイアウトも複雑でその場所に行き着くのはひと苦労だった。館内の到る所に女性職員が立っているが、彼女らは案内役でもあり監視役でもある。もう近いのかなと思いながらひとりの女性職員に聞いてみた。

「Donde esta Guernica?(ゲルニカはどこにありますか?)」と。するとその女性は「Esta direccion.(この方向です)」と方向を指さして応えてくれた。短いが正しい(いや何とか通じる最低限のというのが正しい)スペイン語会話を交わすことができた瞬間だった。

ゆっくりと絵を見ているので、ゆりと娘の歩く速度は、遅い。その女性職員の前を通り、もう一度ゆり達のいる展示室に戻ろうとしたら、「あっちのほうよ!」と方向を示してくれた。きっと「このおじさん通じなかったんだ」と思われたのであろう。

私はゆりと娘を指さしてにっこり笑顔で返した。その女性職員も私の言いたいことの意味が理解できたらしく笑顔だった。このときは互いに言葉ではなく、ボディーアクション。

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