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西純矢、森下暢仁、石川雅規…「野手顔負け」の打撃が注目される投手たち

週刊ベースボールONLINE

 指名打者ではないセ・リーグでは投手の打力も大きな武器になる。もちろん、投手として相手打線を抑えることが大きなミッションだが、打撃が良ければ自身を助けることになる。西純矢、柳裕也、石川雅規……彼らは野手顔負けの打撃で殊勲打を打っている。投球だけでなく、打席からも目が離せない。

豪快なフルスイング



5月18日のヤクルト戦で特大のプロ初本塁打を放った西純

・西純矢(阪神)
※今季投手成績 3試合登板、2勝0敗、防御率2.05
※今季打撃成績 9打数3安打、打率.333、1本塁打、2打点

 最下位に低迷する苦しいチーム状況で、希望の光が西純だ。150キロを超える直球、フォーク、スライダー、カーブ、ツーシームと多彩な変化球を操る。無尽蔵のスタミナも大きな魅力だ。ロッテ・佐々木朗希、ヤクルト・奥川恭伸と同世代。プロ3年目の右腕は5月1日の巨人戦(東京ドーム)で7回1失点に抑えて今季初白星を挙げると、18日のヤクルト戦(神宮)も1失点のプロ初完投勝利で2勝目をマークした。

 115球の熱投を上回るインパクトを与えたのがプロ初アーチだった。投手で2007年のボーグルソン以来15年ぶりの「八番」で出場すると、2回二死一塁で高橋奎二の150キロ速球を左翼席へ運ぶ2ラン。豪快なフルスイングに球場がどよめいた。創志学園高では四番で高校通算25本塁打をマークするなど、打力も定評があった。19年に韓国で開催されたU-18W杯では投手兼外野手で大会最多の2本塁打を記録している。「指名打者制の交流戦でも西純の打撃を見たい」という声が多い。起用法が注目される。

アマ時代から高い打撃センス



今季初登板となった3月26日のDeNA戦で猛打賞をマークした森下

・森下暢仁
※今季投手成績 9試合登板、4勝1敗、防御率2.43
※今季打撃成績 21打数7安打、打率.333、0本塁打、7打点

 投打で「赤い二刀流」と形容される活躍を見せているのが森下だ。今季初登板となった3月26日のDeNA戦(横浜)で8回3失点の力投。打ってはプロ初の猛打賞を記録した。3回に低めの落ちる球を中前にはじき返すと、4回二死一、二塁での好機でスライダーを右翼線にはじき返す2点適時二塁打。5回も低めのフォークに反応して遊撃の頭を超える3打点目の適時打と大活躍だった。1失点完投勝利を飾った4月9日の阪神戦(甲子園)でも2回に一死一、三塁でセーフティースクイズを決めると、3回二死満塁の好機で右中間を割る走者一掃の適時三塁打。1人で4打点を叩き出した。

 パンチ力があり、変化球への対応能力も高い。その打撃センスはアマチュア時代から定評があった。明大では打力を買われて外野手で出場したことも。4年秋のリーグ戦で打率.360のハイアベレージを残している。

入団以来21年連続安打



今季もヒットを放ち入団以来21年連続安打をマークしている石川

・石川雅規(ヤクルト)
※今季投手成績 5試合登板、2勝2敗、防御率3.25
※今季打撃成績 7打数1安打、打率.143、0本塁打、0打点

 球団最年長42歳の「小さな巨人」は今年も元気だ。4月23日の阪神戦(神宮)で6回3安打無失点の快投で今季初勝利をマーク。19歳の捕手・内山壮と「23歳差バッテリー」で緩急自在の投球を披露し、凡打の山を築いた。プロ野球史上3人目の新人から21年連続勝利の快挙を達成。5月4日の阪神戦(甲子園)でも5回無失点の好投で通算179勝目に到達した。

 石川は打力が良いことでも知られる。現役の投手で最多の通算130安打をマーク。4月7日の中日戦(神宮)で3回に三塁内野安打を放ち、入団以来21年連続安打を記録している。通算打率.156で140犠打と小技もきっちり決める。本塁打はゼロだが、ミート能力が高く変化球にも器用にコンタクトする。打席で必死にボールに食らいつく姿勢は他の投手のお手本だ。

写真=BBM

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