「4月中旬に黒海でウクライナ軍に攻撃され沈没した巡洋艦『モスクワ』ですが、乗船し亡くなった兵士の遺族は、『同艦はウクライナの作戦に加わっておらず、沈没は別の何らかの事故によるものだ』という説明を受けたそうです。つまり、戦死者ではない、ということ。当然ながら補償金も支払われません」(山田氏)
この件に限らず、ロシアは戦死者の過少申告を行っているフシもあるようで‥‥。
「国内の動揺を封じるため、と言えば聞こえはいいですが、ウクライナで亡くなってもそれが遺族に通知されないケースも出てきている。当然、遺族の不満は爆発し、軍や政府への不信感が強まります。戦闘にかかる費用すら危ういロシア軍にとって、戦死者の補償などは二の次になる。それが結果的に新兵を含む内部からの反乱を引き起こしかねない」(通信社記者)
まさに内憂外患の様相なのだ。
*プーチンが怯える「反ロシア義勇軍」の正体【3】につづく
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