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スーパーの刺し身で「アニサキス」食中毒 賠償請求できる? 弁護士の見解

オトナンサー

佐藤さん「刺し身の販売店舗のケースと同様、提供した料理がきっかけでアニサキスによる食中毒を発症させてしまった場合、店は客から損害賠償責任を追及され、慰謝料などを支払わなければならなくなる可能性があります」

Q.店舗で売られている刺し身や飲食店で提供された料理を食べた後、アニサキスによる食中毒を発症した場合、どのように対処したらよいのでしょうか。また、食中毒を発症後、すぐに店に申し出なかった場合、賠償を請求できない可能性はあるのでしょうか。

佐藤さん「食中毒を発症した場合、まずは病院にかかり、命や健康を守ることが大切だと思います。確かに、損害賠償請求権にも時効はありますが、発症後、すぐに行使しなければ消滅してしまうようなものではありません。特に、人の生命または身体の侵害による損害賠償請求権は、2017年の民法改正時に消滅時効の期間が延長され、被害者の権利が拡大されました。

どの条文に基づき、損害賠償請求するかによって時効の期間は変わりますが、例えば、不法行為責任や製造物責任を追及する場合、損害と加害者を知ったときから5年間は時効によって消滅しません(民法724条の2、製造物責任法5条)」

Q.店が販売した食品が原因でアニサキスによる食中毒が発生した事例、判例について教えてください。

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佐藤さん「2015年3月、食品製造・食料品販売業を営む店が提供したサバによって、客がアニサキスによる食中毒を発症し、その後、アニサキスアレルギーを引き起こしたケースがあります。被害者は約800万円の賠償金の支払いを求め提訴しましたが、店との間で和解が成立し、和解金220万円が支払われました。

アニサキスアレルギーを発症すると、アレルギー症状を回避するため、だしを含む魚介類の摂取を避けなければならなくなり、被害者の今後の食生活に大きな影響が及ぶため、高額の慰謝料が認められる傾向があります」

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