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僕の性別は男性に変更となった…「全く後悔していない」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は横関ハル氏の書籍『レインボー ~性同一性障害と共に生きて~』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部抜粋・再編集したものです。

【前回の記事を読む】僕が「子宮卵巣摘出術」と「乳腺摘出術」を受けたときの話

手術

結局、手術には一人でバンコクまで向かった。それでも、現地でアテンダーに支えられてきたため問題はなかった。

カウンセリングの先生にヤンヒー病院を紹介してもらい、四年もかけてこの性を手に入れたのだ。

今手術を終え、僕は全く後悔していない。しかし、実感もなければ喜びもないのも事実だ。

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僕には先の見えない孤独と不安が目の前に立ちはだかっていた。頼る宛はどこにもない。これは家族の意見に耳を貸さなかった代償かもしれない。

「絶対に負けるなよ」

頭の中で恵子がそう言っている気がした。今の恵子はとても穏やかな世界の中にいる。「大丈夫。僕はまだ頑張れる」

もしも、両親へわがままを言えたなら、これから生きる大変な道に対して応援してほしかった。心配ではなく信じてほしかった。そうすれば僕はもっと強くなれた。

次に両親に会う時は胸を張って生きられるようになった時にしようと決めた。それまでは一人で生きたい。これが両親に対する最後のわがままだろう。

ただ、僕が強くいられたのは、幼い頃に家族から注がれた愛情があったからだ。芯の強さの源がそこにあることだけは間違いない。

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