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いちもつに激似すぎて女子が殺到する食虫植物。記念撮影の為に摘み取らないでとカンボジア政府が注意喚起

カラパイア


 その食虫植物の形状はあまりにもイチモツに似すぎていたため、虫だけでなく人間女子も惹きつけられてしまったようだ。

 カンボジア固有の希少な植物なのだが、摘み取って手に持ち記念撮影する女性が相次いでいるという。

 そこでカンボジア観光省は公式Facebookに、イチモツ草を手にポーズをとる女性の画像と併せて、希少な植物をそっとしておくよう注意喚起のメッセージを投稿した。

カンボジア観光省が注意喚起

 カンボジア観光省では、いちもつライク、もしくは息子スティッキーな食虫植物を手に持ってポーズを決める女性たちの画像をFacebookに投稿。

 「彼女たちの行為はダメ絶対、どうか二度とやらないで! 自然を愛してくれてありがとう。でも無駄なお花摘みはしないでください!」と注意喚起を促した。

カンボジア固有の希少な食虫植物だった

 この食虫植物は、カンボジア固有のウツボカズラの仲間だ。「ネペンテス・ホルデニイ(Nepenthes holdenii)」と紹介するメディアもあるようだが、植物写真家ジェレミー・ホールデン氏と、ホルデニイの第一発見者である植物画家フランソワ・メイ氏は、「ネペンテス・ボコレンシス(Nepenthes bokorensis)」に近いとLive Scienceに語っている。

 両氏によると、どちらもよく似ており、生息域も似ているために誤解されたのだろうとのこと。しかしホルデニイはより珍しく、専門家ですら自生する地域を知る者は少ないという。

 一方、ボコレンシスは近年開発が進んだフナム・ボコール地域に自生するので、ずっと簡単に実物に出会うことができる。

ネペンテス・ボコレンシス(Nepenthes bokorensis)

 植物を傷つけないよう注意喚起が出されたのはこれが初めてではない。昨年7月にも、環境省が観光客向けに、絶滅が危惧されるウツボカズラに手を出さないよう求めている。

 ウツボカズラは養分が乏しい土で育つため、それを補うために甘い蜜と香りで昆虫を誘き寄せて捕食する。メイ氏によれば、その香りは甘いキャンディのようだ。

 壺のような部分は葉が変形したもの。中には消化液が溜まっており、蜜に誘き寄せられた昆虫がうっかり足を滑らせて落ちてしまえば、あえなく溶けて植物の養分となる。

 ちなみにイチモツに見えるのは、まだ葉が閉じている成長段階のものだ。この状態が虫ではなく人間女性を惹きつける事態となってしまったようだ。

 カンボジア国内にある食虫植物の生息域は、市有地における農地の拡大や、保護地区にまで観光産業が発展したことで、減少傾向にあると『Cambodiabn Journal of Natural History』で解説されている。

 面白がって植物を傷つける人がいると、ただでさえ脆弱なのに、いっそう危険な状態になる。だからこそ、同国環境省は折に触れて注意をうながしているのである。

 「興味を持って写真を撮るのはいいんです。でも絶対に壺型の部分に触れたりしないでください。弱ってしまいますから。植物が栄養を得るには大事な部分なんです」と、メイ氏も語っている。

References:Stop picking carnivorous penis plants, Cambodian environmental officials plead | Live Science / written by hiroching / edited by / parumo

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