
本記事は、碧乃慈雨氏の書籍『重なりの石』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。
【前回の記事を読む】不思議な力が宿るという「重なりの石」…心を旅する絵本
そこは、どうしてもあいたい、
あの人(ひと)に逢(あ)うことができる場所(ばしょ)
そこは、心(こころ)がどうしてもざわめいてしまうときも
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穏(おだ)やかな気持(きも)ちに戻(もど)れる場所(ばしょ)
そこは、いつも私(わたし)を守(まも)ってくれる安全(あんぜん)な場所(ばしょ)

ボートは静(しず)かに水(みず)の中(なか)を進(すす)み出(で)る

「重(かさ)なりの石(いし)」と重(かさ)なり合(あ)った私(わたし)の気持(きも)ちを
湖(みずうみ)の中(なか)にゆっくりと落(お)としてみる
その音(おと)に耳(みみ)を澄(す)ませば
