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精神的苦痛を受けた。6年間孫を産まないのは息子を訴えた両親

カラパイア


 親の決めた見合い結婚の習慣がある保守的社会のインドでは、親は子供の結婚生活に大きな発言力を持っているという。

 そんな中、「孫の顔が早く見たい」親の説得に応じず、6年間も孫を作らない息子を両親が訴えるという事態が発生した。

 孫のことで精神的な苦痛を受けたとして、息子とその妻に対し、1年以内に子ども産むか、もしくは損害賠償を支払うよう求める訴えを起こしたのだ。

両親が孫を産まない息子夫婦を訴える

 5月7日、インドのウッタラーカンド州に住むサンジーヴ・プラサドさん(61歳)と妻のサドハナさん(57歳)は、ハリドワールの地方裁判所に息子夫婦への訴訟を提起した。

 その内容は、息子のシュリー・サガールさん(35歳)が「結婚して6年にもなるのに、孫を産まず、精神的苦痛を受けた」というものだ。

息子に多額のお金を費やしたと主張

 裁判所で、両親は長年にわたり息子に金銭的援助をし続けた。与えた貯金を使い果たしてしまったことも明かした。

 両親は、2006年にシュリーさんにアメリカでのパイロット訓練コースの費用65000ドル(約840万円)を支払ったが、翌年シュリーさんはインドに戻り、職を失った。

 その後2年以上、両親は息子を経済的に支援してきた。

 最終的に、ようやくパイロットとなったシュリーさんは、2016年に親の勧めで見合い結婚をした。

 シュリーさんとシュブンギ・シンハさん(31歳)との豪華な結婚式ならびに5つ星ホテルでの披露宴やタイでの新婚旅行の費用も、両親が全額出したそうだ。

pixabay

 更に、8万ドル(約1000万円)もする高級車まで買い与えた。

 全てにおいて息子夫婦を援助してきたのも、全ては孫の為。定年後には孫と一緒に過ごせる時間を持てることを楽しみにしていたからだ。

 ところが、親の「孫の顔を早く見せてほしい」という説得にもかかわらず、シュリーさん夫妻はなかなか応じなかった。

両親はこれまで費やした金額の倍を要求

 裁判所で、両親はこのように訴えた。
息子夫婦は親に孫の顔を見せようとしない。これは、両親へのメンタルハラスメントだ。

1年以内に孫を産まないのなら、これまで投資した2500万ルピー(約4200万円)の倍額、5000万ルピー(約8400万円)を返済してほしい。
 両親の弁護士は、このように述べている。
祖父母になることは、全ての親の夢です。何年も2人はその日が来るのを楽しみにしていました。息子と嫁を説得しようとしましたが、2人は親の要求には応えませんでした。

このまま孫に会えずに死ぬことになるかもしれないととても心を痛めていて、それが精神的苦痛となっているのです。
 ちなみに息子のシュリーさんと妻は現在別居中とも伝えられている。

 このニュースを報じた『N World』によると、「インドは保守的社会であり、親は伝統的に子供たちの結婚生活や就職において大きな発言力を持っている。それらに関する期待に応じることを子供が拒否することは、親を軽んじているとみなされる」という。

 なお、この訴えは既に裁判所に受理されており、5月17日に審理が行われる予定になっているということだ。

References:Parents in India sue their son for not giving them a grandchild | Metro News / Indian Couple Sue Son for $650,000 for Not Giving Them a Grandchild / written by Scarlet / edited by parumo

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