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第三帝国にかかわった加害者側の証言 「ファイナル アカウント 最後の証言」公開決定

映画スクエア

 2021年の放送映画批評家協会ドキュメンタリー賞で、最優秀歴史・伝記ドキュメンタリー賞・楽曲賞にノミネートされた映画「ファイナル アカウント 最後の証言」が、8月に劇場公開されることが決まった。

 「ファイナル アカウント 最後の証言」は、アドルフ・ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”にかかわった市井の人々の証言と、アーカイブ映像によるドキュメンタリー映画。ナチス政権下に幼少期を過ごし、戦後長い間沈黙を守ってきた、ナチスの精神を植え付けられて育った高齢者たち。加害者側である第三帝国に参加したドイツ人やオーストラリア人の高齢者たちへのインタビューにより、ナチスへの加担や受容したことを悔いる言葉だけでなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、ヒトラーを支持する赤裸々な本音までが記録されている。

 監督・撮影を務めたのは、イギリス出身のドキュメンタリー監督であるルーク・ホランド。母がウィーンからのユダヤ人難民で、祖父母はホロコーストで殺害されたというルーツを持つホランド監督は、2000年代になり“祖父母を殺した人間を捜す”という目的でこのプロジェクトに着手したという。「すぐに無理だとわかりました。しかし、彼らの仲間には実際に会うことができる。ヒトラーのために腕や銃を振り上げた人たち、残虐な犯罪を犯した人たちを通して、ホロコーストが繰り広げられた背景をよりよく理解できるかもしれないと考えたのです」と語るホランドは、2008年から10年の歳月をかけて250以上のインタビューを行い、本作完成直後の2020年6月に71歳で亡くなった。

【作品情報】
ファイナル アカウント 最後の証言
2022年8月、TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2021 Focus Features LLC.

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