
「Il conto,per favore(イル コント ペルファヴォーレ)!」
南イタリアのレストランで食事が終わって、こんな風に「お会計をお願いします!」の声かけをすると、サッとテーブルに出してくれるものがあります。
それが、食後酒の「アマーロ デル カポ」です。
イタリアのレストランでは メニューにいろんな食後酒が載っています。リモンチェッロやグラッパはもちろん、サルデーニャのミルトなど、日本人には馴染みの薄いお酒もあり、よく分からない食後酒だし、食後にこれ以上アルコールの強いお酒はもういいかな、と以前はなかなか自分ではオーダーしたことはありませんでした。
でもわたしがいた南イタリアのレストランでは、食事が終わるとサービスで当たり前のように持って来てくれました。
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レストランの人からの「たくさん食べてくれてありがとう、お腹の消化のための一杯です」の気持ちのようです。
初めていただいた時、「うわっ!濃い!! ……でも飲みやすいし、なんだか体がポカポカする!」。そう思いました。
なんでも28種類のハーブで作られた食後酒で、消化を助けてくれ、イタリア料理の食後には欠かせないものだそうです。
28種類のハーブなんて、まさにイタリアの養命酒! イタリア人が、一人でもフルコースをぺろりと平らげるのがよく分かりました。
それ以来、家でたくさん食事をした後は、この「アマーロ デル カポ」をいただくようにしています。次の日の胃もたれ度合いが、全然違うんですよ。